出版社内容情報
社会的使命をもってスタートしたはずの多くのNPOが、NPOの多くは活動が円滑に回らず、行政の下請けに甘んじ、資金繰りに苦しむといった、不幸の連鎖に苦しむ。多くのNPOを取材し、日本のNPOの現状を浮き彫りにするデータも交えて官僚の支配、制度の不備などその問題を抉りし、解決方法を探る。
内容説明
社会のために貢献する仕事、しかし、生活が成り立たない、という現状を変えていきたい!日本という国をより良い形に変えていくためには、営利企業セクターと行政セクターに並ぶものとして、NPOセクターというもうひとつの経済セクターを成立させることが必要不可欠。そのために何をどう変えなければならないのか。インタビューとデータをもとに考察。
目次
プロローグ NPOを立ち上げるのに必要な動機と知識
第1章 NPOとはどのような存在なのか
第2章 日本のNPO活動の実態と法制上の問題点
第3章 福祉領域の特活法人が抱える悲壮な現実
第4章 特活法人の成功事例に学ぶ
第5章 NPOセクター確立に欠かせない中間支援組織
第6章 特活法人の理想と現実、そして望むべき将来
第7章 日本を覚醒させるNPOセクターの確立を目指して
エピローグ NPOセクターが日本の社会問題を解決する
著者等紹介
市村浩一郎[イチムラコウイチロウ]
衆議院議員。1964年7月生まれ。1988年一橋大学卒業後、(財)松下政経塾9期生。1993年に卒塾後、日本新党に参画し、細川政権時代に政策審議会事務局長。1996年7月より3年、阪神・淡路大震災復興関連NPO基金の運営責任者としてNPO等支援。1999年9月より民主党に参画。2003年11月衆議院議員初当選(兵庫6区伊丹市、川西市、宝塚市)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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