内容説明
同族会社(ファミリー・ビジネス)の経営承継は子息・子女に継がせるだけとは限らない。社内の幹部・次世代幹部への承継、外部からのスカウト、上場、M&Aによる売却―それぞれの選択肢について、具体的な手順と実践的な注意点をわかりやすく語る。
目次
第1章 待ったなしの事業承継の季節がやってきた
第2章 成功する事業承継は一〇年計画で
第3章 子息(同族)承継の陥穽
第4章 現幹部に禅譲か、次世代幹部を育成か
第5章 外部から社長をスカウト?
第6章 上場?M&A売却?
第7章 なぜファミリー・ビジネスは強いのか
第8章 ファミリー企業を永続発展させるために
著者等紹介
山田修[ヤマダオサム]
(株)トーラス社長。1949年生まれ、東京都出身。学習院大学修士(国文学)、サンダーバード国際経営大学院MBA、法政大学経営学部博士後期課程修了。6社を経営再建して、「再建請負経営者」(日本経済新聞)と評される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Lily ※amazon不買運動中
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実際のケースを用いて家族経営中小企業の事業承継について解説。各関係者の感情的側面など臨場感をもって垣間見ることができた他、現経営者にとって有用なアドバイスが随所に散りばめられている。また「家族経営」に対する世の中の色眼鏡についての指摘には深く納得。世界の経済は家族経営によって支えられているのだと認識を改めさせられた。事業承継についての全般的な解説本などである程度の知識を入れてから読むとベター。お勧めなのは「最新事業承継の対策と進め方がよーくわかる本」http://goo.gl/SG8Q22011/02/07