ペルソナ戦略―マーケティング、製品開発、デザインを顧客志向にする

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  • サイズ A5判/ページ数 321p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784478000410
  • NDC分類 675
  • Cコード C2034

内容説明

日本初のペルソナによる顧客視点のテキスト。ユーザーの情報を自社の製品・サービスにとって最も重要で象徴的な仮想ユーザー「ペルソナ」に変換し、共有し、活用するテクニックとツールを提示する。国内事例を収録(大和ハウス工業、日立アプライアンス)。

目次

プロローグ ペルソナ戦略の意義―顧客志向の組織的製品開発プロセス
1 新製品開発のジレンマ―「準備と計画」
2 顧客の「骨格」を理解する―「受胎と妊娠」
3 顧客「像」を現場に取り込む―「誕生と成長」
4 開発プロセスでの適確な意思決定―「成人」
5 顧客志向への追求は続く―「功績、再使用、引退」
ペルソナ戦略・応用事例

著者等紹介

プルーイット,ジョン・S.[プルーイット,ジョンS.][Pruitt,John S.]
マイクロソフト社タブレット・モバイルPCディビジョンのユーザー・リサーチ・マネジャー。1998年入社以来、Windows 98SE、Windows 2000 Professional、Windows XP、Windows VistaやMSN Explorerバージョン6、7、8を含む多くの製品リリースのためのユーザー・リサーチに携わってきた。マイクロソフト社以前には、京都のアドバンスド・テレコミュニケーションズ・リサーチ・ラボラトリのヒューマン・インフォメーション・プロセシング・ディビジョンの招待研究員を務め、また米国海軍の民間科学者としてシミュレーションとトレーニングの研究に従事した。サウスフロリダ大学の実験心理学の博士号を取得。ユーザビリティ・メソッド、スキル・トレーニング、自然主義的な意思決定、スピーチ認識や第二外国語の習得に関する記事や論文を発表している。6年以上にわたりペルソナを作成・使用し、手法へのより厳密なアプローチを継続的に開発。世界中の会社の数多くのプロダクト・チームに対してペルソナ・テクニックを採用するための指導をしている

アドリン,タマラ[アドリン,タマラ][Adlin,Tamara]
ワシントン州シアトルにある、カスタマー・エクスペリエンスのコンサルティング会社アドリン社の設立・経営者。UCDやユーザー・インタフェース・デザイン手法の開発に12年以上の経験を持つ。陸軍リサーチ・ラボラトリにおいて軍事システムに関連した人的要因問題を評価することで、エンジニアリング心理学者としてユーザー・エクスペリエンスに関するキャリアをスタート。その後、ウェブアプリケーションのユーザー・インタフェース・デザイン、高度な文書管理のインタフェース・デザインなど、カスタマー・エクスペリエンス・スペシャリストとしてのキャリアを積む。会社設立以前は、アマゾンサービスのカスタマー・エクスペリエンス・チームを管理し、オンライン・マルチチャネルの小売業におけるブランド志向、ビジネス志向、そして顧客志向のe‐コマースソリューションの開発に従事した。バッサー・カレッジで学士号を取得。ワシントン大学でユーザー・インタフェースのデザインテクニックや学際的なコミュニケーションを研究、理学修士号を取得。ワークショップを率いて、世界中からペルソナとその他のUCD手法についての講演に招聘されている

秋本芳伸[アキモトヨシノブ]
沖電気工業株式会社にて、PCの基本ソフトウェアの研究開発に従事。マイクロソフト株式会社にて、PC関連の標準化作業とテクニカル・マーケティングを担当。株式会社オープンインタフェースを共同で設立し、赤外線通信やブルートゥースの標準化作業、テクニカル・マーケティングを担当。1995年、インターネットポータルサイトの構築を開始。1999年、有限会社ワイツープロジェクトを共同で設立。システム設計やシステム・コンサルティングを担当する

岡田泰子[オカダヤスコ]
1992年よりIT関連企業でソフトウェアのユーザー・インタフェースを担当するかたわら、マニュアル作成に携わる。1999年、有限会社ワイツープロジェクトを共同で設立。ユーザーや顧客の要望をエンジニアに伝えてきた経験をもとに、主にコンピュータ関連書籍の執筆を行っている

ラリス資子[ラリスモトコ]
東京都出身。沖電気工業株式会社にて、PCのユーザー・インタフェース設計および開発に携わった後、PC標準化団体において、標準仕様作成、テクニカルサポートに従事。米国にて、SystemSoft Corporation、WaveMark Technologies、Motorola Incの各社で、アジアパシフィック担当プロダクト・マーケティング/プログラム・マネジャーとして、日本・アジア向けソフトウェア製品の企画、製品設計、マーケティングを担当。現在、米国ハワイ州在住。翻訳、テクニカルライティングに従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Jessica

4
製品の設計と開発に携わる人向け。製品を使う人とその環境を理解することこそが良い製品を作るための最初の一歩であり、これを継続していくべきというもの。財力・人材共に恵まれている大手・大きなグループ向け。ペルソナと個体を生み出す・産むために、プロジェクトを作り、予算を設定しましょうというもの。正直私はこの本におけるペルソナではなかったようです。2023/06/12

げん

3
ペルソナの作り方、活用方法だけではなく、会社で使い始めるにあたって想定されるハードルへの対処方法まで具体的に書いてある。今の仕事を進めていく上で手元に置いておこうと思う。巻末に、実際に国内の企業で使われたペルソナが2例収録されていて参考になる。2014/07/11

k

1
HCDを学ぶためのスタートとして。手法は手法書に任せて、もっと実例が多いとよかったのですが、これ一冊読めば理解できるようにはなっていると思います。2013/06/14

ahrsgrim

1
ペルソナを使用した顧客志向の教科書。詳細なプロセス、具体例も書かれているのでこれ一冊あれば実践できる。商品開発に関わる仕事をするのであれば是非読んでもらいたい。2011/02/08

しょうご

0
デザイン思考の社外研修の折に紹介された本。「ペルソナとは何か、何ができるのか」に答える稜明期の書籍と言えよう。序文はなるほど感があるが、終盤以降、無駄に長いと感じてしまう。 詳細は、http://iwasashougo.com/weblog2017/blg20170724-2.html 2017/07/24

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