- ホーム
- > 和書
- > 児童
- > 読み物
- > 民話・神話・古典読み物
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けむりの猿
1
身勝手な理由で平次の目を射抜き、再会した時にもう片方の目をも射抜く。平次の「人のためになることをしてこそえらい」の言葉に感化され「正しい生き方を求め」旅に。 どんなに心を改め善行を示そうが、そんな主人公に共感出来ず、感情移入できない。 しかし、物語を追っていくと「身から出た錆」とドライに突き放せない魅力もある。 新美南吉の作品はごんぎつねや、最後の胡弓ひきでも感じたが、大団円では終わらない「あの時ああしていれば」と、思わせるような作品が多い。その読後感が新美南吉の魅力なのかも。それが「考えさせられる作品」2023/09/13
Reiko Takiwaki
0
「鳥右エ門諸国をめぐる」が生き方を求めての求道の旅、「煙の好きな若君の話」は、あこがれと自由を求めての青春の旅と思う。2020/11/26