内容説明
中学校の理科教育では、授業の中で生徒に確実に知識や技能などを習得させるには、観察・実験を中心にした学習活動が大切です。観察・実験を通して、実物にふれさせる学習は、生徒に自然の不思議さ、学ぶ楽しさを体得させ、進んで自然における事物・現象を興味・関心をもってとらえようとする姿勢が養えるものであります。本書は、中学校生徒の学力や学習意欲の実態を十分に踏まえ、興味・関心を高める教材研究・指導法の工夫に重点を置いて、よりよい理科の授業の改善ができることをねらって、“導入から評価まで”の流れで構成しました。
目次
第1編 物理的領域(力のつり合い;電流の流れ方;エネルギーの移り変わり)
第2編 化学的領域(加熱と燃焼;気体を発生する化学変化;酸・アルカリ・塩)
第3編 生物的領域(野外観察の指導;動物の内部形態とそのはたらき;土の中の微生物)
第4編 地学的領域(恒星の日周運動;天気の変化を調べる;岩石鉱物の観察)