出版社内容情報
ロジャー・デュボアザン[ロジャーデュボアザン]
小宮由[コミヤユウ]
内容説明
しょうたいをかくして、町にでかけたサンタクロース。けれども、子どもたちが「このおじいさんサンタから、おひげと赤いはなもぬすんじゃった。」と、さわぎだして…!?
著者等紹介
デュボアザン,ロジャー[デュボアザン,ロジャー] [Duvoisin,Roger]
1904‐1980。スイス、ジュネーブ生まれ。美術学校を卒業後、スイス、フランスでデザインの仕事をし、1925年、ルイーズ・ファティオと結婚。23歳の時に夫婦で渡米し、テキスタイルの仕事に就く。その後、ニューヨークで雑誌や本の広告画を描きながら、1932年に絵本作家としてデビュー。1938年アメリカへ帰化し、1948年『しろいゆき あかるいゆき』(BL出版)で、コルデコット賞を受賞
小宮由[コミヤユウ]
1974‐。東京生まれ。大学卒業後、出版社勤務、留学を経て、子どもの本の翻訳に携わる。東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
62
サンタがお忍びで春休みをもらい、街に遊びにいく。街の花や鳥を観察するために。自慢の赤い服ではなく、くろいジャケットに黄色のサスペンダーをつけて。子どもたちにバレないように変装してるのに、どうも目立ってしまう。ついに警察ざたになり、「わしはサンタクロース」と打ち明ける。サンタである証拠に昨年あげたプレゼントを当てる。そのあとの街の人の恩返しが心温まった。すごくいい話。サンタは来年いいプレゼントをたくさんもって街にいく。2025/11/10
chiaki
39
『しろいゆきあかるいゆき』や『がちょうのペチューニア』の著者、ロジャー・デュボアザンによるサンタクロースのおはなし。“クリスマスの日にしか町に行ってはならない”そんな掟(⁇)があるにも関わらず、北極に住むこのサンタクロースは、一面の雪景色にはもう飽き飽き。おもちゃづくりを休んで町に出掛けたくなり、変装をしてお忍びで町に出掛けますが…。子どもたちの目は騙せないですね♡途中ニセモノと疑われどうなるのだろうとハラハラしましたが、ハッピーな最後で最高に幸せ!サンタさんは人気者で春休みも大変だ〰♡2021/02/08
たまきら
28
のんきでプライドもおひげも立派なサンタさん。おしのびで町に繰り出すのですが…。とってもかわいいお話です。絵本から普通の本への移行の時にもすごく役立ちそう。2020/11/04
Cinejazz
26
〝季節は春です。サンタクロースは、奥さんに「時々、わしは、この冷たい風と雪にあきあきするよ。そこで、少し玩具づくりを休んで、春休みをとろうかと思っとる。町に春の花を見に行くんだ」...「でも、あなた。あなたは、クリスマスの日しか、町に行ってはいけないんですよ。もしかすると、警察に捕まってしまうかもしれませんよ」…。正体を隠して春の町に出かけたサンタクロースでしたが、子どもたちに正体がばれてしまい、大騒動に…〟サンタクロースも人の子、息抜きが必要です。<ロジャ-・デュボアサン>のホッカホカのお話し。2025/11/14
いろ
18
絵本からの移行期文字サイズの児童書。いつもはクリスマスの季節にしか行けない事になっている街へ行ってみたい♪ 春休みに変装して出かけるサンタさんのお話。サンタさんってば正直者w サンタである事にとても誇りを持っているのね^^ 自分の「仕事」にしっかり責任を持ち,大いなる愛情を持って取り組んでいるからこその記憶力☆ そんなサンタさんだから,皆もとっても尊敬し,大大大好きなんだな~。ほっこり素敵なお話だった。9歳男児は「僕の好きな感じのお話ではなかった。」との事でしたが^^;2017/04/05




