内容説明
とらは、おりからだしてたすけてくれたおじいさんをたべようとします…。とらさん!そのまえに、だれかにちょっときいてみたいんだ。おまえさんがわしをたべるというのがむちゃでないかどうか、きいてみたいんだよ。小学校低学年向。
著者等紹介
トレセルト,アルビン[トレセルト,アルビン]
1916年生まれのアメリカの作家で、『白い雪・明るい雪』(コールデコット賞)などの自然絵本や、日本、中国その他の民話絵本でよく知られた幼年もののベテラン。52年からペアレンツ・マガジン社創刊の幼年雑誌「ハンプティ・ダンプティ」の編集長、67~74年同社の副社長をつとめた
光吉夏弥[ミツヨシナツヤ]
1904~1989年佐賀県に生まる。慶応義塾大学卒業。毎日新聞記者をへて、絵本・写真・バレエの研究・評論に活躍。児童書の翻訳多数
アキノ,アルバート[アキノ,アルバート]
独特の画風で知られるアメリカの画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
小夜風
24
【小学校】罠にかかった虎を助けてあげたおじいさんが、虎に食べられそうになるお話。小学校低学年向の童話なのですが、劇の脚本のように書かれていて驚きました。虎や木はともかく、道ってどうやって演じるのかしら(笑)?2015/11/30
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
9
29年度2年生ブックトーク授業 12月予定の2年生のブックトーク授業【テーマ 冬休みに読んでみよう】用に選書。2017/07/14
つき
8
理不尽なトラの要求に知恵で勝つキツネ。幼稚園から低学年の劇でやってもらいたい。2017/11/27
kazu_tea
6
オリから助け出してくれたおじいさんを食べようとするトラと、それはあまりにも無茶な話なのではないかと、周りに意見を求めるおじいさんの話。厳しい意見が多いので、どうなってしまうのかなぁと先が気になりました。演劇のような設定になっているので、読むのに少し工夫が要りました。2014/05/31
matumoty
5
脚本ふうの本。インドの民話の再話だそうだ。きつねの知恵でピンチを免れるおじいさんの話。感謝のきもちを持つことを忘れないこと、という教育的な要素入り。2021/10/14