内容説明
おかみさんのすることがなに一つきにいらなくて、おこってばかりいるフリツルさんのおはなし。おかみさんとしごとのとりかえっこをしたフリツルさんは、しっぱいばかり…。さて、どっちがらくだったのでしょう?小学校低学年向。
著者等紹介
光吉夏弥[ミツヨシナツヤ]
1904~89年。佐賀県に生まれる。慶応義塾大学卒業。毎日新聞記者をへて、絵本・写真・バレエの研究・評論に活躍。児童書の翻訳多数
箕田源二郎[ミタゲンジロウ]
1918年東京生まれ。青山師範学校卒業後、福沢研究所で洋画を学ぶ。現在日本美術会、美術家平和会議、新しい絵の会、童画グループ「車」等に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
36
ノルウェーの昔話『しごとをとりかえただんなさん』が好きで「ゆかいなゆかいなおはなし」シリーズからこちらを読友さんにご紹介いただきました♪ワンダ・ガアグの『すんだことはすんだこと』を元に再話されたもので、丁寧で伸びやかな筆致がとても読みやすい。大変な騒ぎののち、"(どうしたのかは、おわかりでしょう?)"に思わずにんまり。笑 おおらかなおかみさんの最後の一言も素敵。私なら言えないな~。笑 鉛筆デッサンの柔らかい挿絵もとても好みでした。2021/01/09
ume 改め saryo
19
緩やかな階段を丁寧に一段一段登って行くような作品ですね(^^)/ 定期的にこういうことをすれば、みんな謙虚で尊敬しあえるのでしょうが、子供には分かりそうもないですね(^^) 読み友さんの紹介です。ありがとうございました(^^)2014/02/14
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
10
『おはなしのおもちゃ箱1』 https://bookmeter.com/books/351264 で紹介されていたので、出典のこちらも読みました。2022/02/07
とりじまカラス
2
なんともユーモアあふれる作品です。 たまに専業主婦の方を非難する声を聞きますが、この本を読めば考えが変わるかもしれません。 子どもだけでなく、大人にも読んでほしいお話でした。2018/11/26
lovemys
2
わははと笑えた本でした(笑)何でもチャッチャと終らせてしまうと、簡単そうに見えてしまうんですよねー。自分でやってみると意外とできなかったり…。笑いながら読んでいたけど、こういう人、結構いそうな気がする(笑)いやいや、これは民話だから大袈裟にして教訓めかしているんでしょ~、と思うけど、この本読んで、あの人や、この人の顔が浮かんだり(笑)ここまで酷くないけど、似たようなことやりそうな気がしちゃう(笑)樽を背中に背負って井戸を覗くなんて、ありそうありそう(笑)楽しく読めた本でした♪2014/06/30
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- はるかな旅の向こうに