内容説明
なんでもふたつもたないときがすまない“なんでもふたつ”さんのおはなしです。“なんでもふたつ”さんにはなやみもふたつ。さて、それはなんでしょう?小学校低学年向。
著者等紹介
クラッチ,M.S.[クラッチ,M.S.][Klutch,M.S.]
作家。『“なんでもふたつ”さん』や『歩く帽子』(Walking Hat)にもっともよく見られるように、ユーモラスな発想と奇想天外な運びで知られている
光吉夏弥[ミツヨシナツヤ]
1904~89年。佐賀生まれ。慶応義塾大学卒業。毎日新聞記者をへて、絵本・写真・バレエの研究・評論に活躍。児童書の翻訳多数
ビーゼ,クルト[ビーゼ,クルト][Wiese,Kurt]
『シナの五人きょうだい』などで、日本でもおなじみの挿絵画家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
62
児童書。身に付けるものから食べるもの、家から仕事まですべて“ふたつ”じゃないと気に入らない『なんでもふたつさん』。そんな彼がひとつしか持っていなくて残念なのは…奥さんも子どももひとりしかいないこと。最初から最後まで「いやいや、ないでしょ~笑」と楽しめた。オチも完璧(笑)2021/05/11
seacalf
46
帽子をふたつも被った姿のなんと印象的なこと。ネクタイも上着もそして靴までもふたつずつ身に付けてるなんて窮屈でたまらないだろうに。実際には不都合に感じるだろうけど、なんでもふたつないと気が済まない「なんでもふたつさん」のへんてこなお話。仕事もふたつかあ、精力的だなあ。なんでもふたつクラブとか立ち上げてどこまでもふたつ揃えたりしたら楽しいかも。もうひとひねりあったら、面白いから読んでごらんよと言えるのに。2019/07/15
mug
45
なんでもふたつさんは、 なんでもふたつ持たないと気が済まない。 帽子もネクタイも傘も… 仕事や食事まで💦 そんな“なんでもふたつ”さんにも、 ひとつしか持てなかったものがあった… 最後は マイペースすぎる なんでもふたつさんの 幸せそうな顔! めでたしめでたし、かと思いきや 気の抜けるオチつき😆 1年ぶりの再読、母娘で楽しめた♡2022/08/27
chiaki
43
『ゆかいなゆかいなおはなし』より、読友さんのおすすめ本♡こちらもすごく面白かった!そういえば表紙の違和感。笑 なんでも2つ持ってないと気が済まない"なんでもふたつ"さん。息子のピーターはそんなお父さんの変なクセを止めさせそうといい考えを思い付きますが…。まさかそんなことになっちゃうとは〰️。もう最後すごく可笑しい♪"なんでもふたつ"さんの執念が勝ちましたね。笑 好きも極めると個性として魅力的!2021/01/09
かおりんご
33
児童書。なんでもふたつもちたい、「なんでもふたつ」さんの生活。息子のピーターは、お父さんの「なんでもふたつ」もつ習慣をやめさせたいのだが、、、ちょっと長いけど、読み聞かせようかな。2021/05/14