内容説明
さむいふゆになっても、アンガスのうちでつくったくつしたは、さっぱりうれませんでした。ところが、あるさむい日―アンガスが、なかよしのすずめにつくってやった、あたらしいがらの小さなくつしたは、まちじゅうのひょうばんになって…。小学校低学年向。
著者等紹介
セルデン,ジョージ[セルデン,ジョージ][Selden,George]
ニューヨーク在住の作家で、1929年にコネチカット州のハートフォードで生まれた。エール大学を卒業し、フルブライトの奨学金を受けて、1年間、ローマで勉強した。1956年に、子どものころ飼っていた犬の話を書いた『水の下では泳げなかった犬』を出したのを最初に、1961年度のニューベリー賞の次点となった『タイムズ・スクエアのコオロギ』や、その続編『タッカーのいなか』など、つぎつぎに評判作を出す
光吉郁子[ミツヨシイクコ]
東京生まれ。東洋英和女学院短大卒業。かたわら慶応義塾外国語学校に学び、久しく海外の児童文学に親しむ
リップマン,ピーター[リップマン,ピーター][Lippman,Peter]
1936年にニューヨークで生まれ、コロンビア大学の建築学部を卒業、かたわらニューヨークの有名なアート・スチューデンツ・リーグで絵を学ぶ。しばらく建築家として働いた後、グラフィックの仕事に転じ、子どもの本に専心するようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
49
小さな靴下工場を営むアンガスの家。世界中のどんな靴下も自由自在に作れる機械を発明したにも関わらず、街の大きなお店との競合に太刀打ち出来ないで頭を悩ませている。一方、その家の裏の木では、たくさんのすずめが寒さに身を寄せ合って住んでおり、アンガスは仲良しのすずめ.ブルースから助けを求められ…♪寒い季節にぴったりの心温まる可愛いらしいおはなし♡モノクロの絵にちょこちょこと使われる赤色がとても綺麗。2021/01/25
たぬ
30
☆4 小学生の時に夢中で読んだ『都会にきた天才コオロギ』のG・セルデンの本を30年以上ぶりにチョイス。町中のすずめが全員お揃いの赤白しましまくつしたをはいてる……かわええ……すずめたちと同じ柄のくつしたをはいてウキウキしてる人間たちもめっちゃかわええ……。年を食ってきたら絵本の純真さが刺さるわ~。2020/11/30
mntmt
28
ちっちゃなかわいい靴下だなぁ!2017/01/23
る*る*る
25
スコットランドに行った際には、『すずめのくつした』を探しましょう♪ きっと今でも、〜カタコト、カタコト、クルクル、ブルン、ブルン!〜と機械が爽やかに動いていると思うな。主人公アンガスは、かなりの敏腕経営者となっているかも⁈2015/03/19
花林糖
23
(図書館本)スコットランドの靴下工場のお話。アンガス少年と雀達との関係が◎。想像以上に可愛いお話でした。ピーター・リップマンの味のある挿絵がとても魅力的でした。(購入)2017/01/01
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- 和書
- 走れ、ヒョンジン!