内容説明
トラブルも旅の楽しみにかえる。障害によってあきらめることなく旅を楽しんでいる人、そして、一人ひとりの旅を全力でサポートする人たち、五人の背中を追いかけました。
目次
はじめに だれだって旅に出たい
第1章 景色が見えなくても旅は楽しい―一人旅がくれた宝物
第2章 行きたい気持ちの背中を押して―高齢者や障害者の旅をつくる
第3章 旅で決意した自立生活―電動車いすでどこへでも
第4章 バリアフリーは楽しみながら―ユニバーサルデザインのホテルをめざしいアイディアマン
第5章 ちがいに出会えば出会うほど―外国からの旅人をむかえる小さな旅館
おわりに だれもが自由に旅できることを願って
著者等紹介
三日月ゆり子[ミカズキユリコ]
1979年東京下町生まれ。フリーライター。ヨーロッパへ留学後、日本ジャーナリスト専門学校入学。卒業後、週刊誌やガイドブック、カルチャー誌などで、人物インタビューやグッズレビューを執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ねむい
2
障害者だから何かを諦めるのではなく、ほんの少しのサポートで広がる世界。全盲海外一人旅なんて凄い!様々な人のアイデアが詰まっている。挿絵や写真も多くあり、分かり易い。中でも高萩さんのアイデアは障害をきちんと解り、それぞれのニーズやちょっとした心理の変化にしっかり応えられていて驚いた。旅だけでない大切なものが書かれていた。2015/02/03
かいちゃそ
1
旅って素敵。最近、初めての海外旅行を経験しました。確かに手続き大変だし、不安だらけだけど、世界の広さや文化の違いって、行かないとわからない。行ってみてわかったことがたくさん、本当に楽しかった。みんなが好きに旅を楽しめたらいいなと感じる一冊でした。2010/12/09
ゆかたむ
0
旅と夢というキーワードに惹かれて読み始めた。 本当のバリアフリーは、相手を異質と捉えるのではなく、同じ人間として相手の立場に立って一緒に楽しむことなんだなと実感した。私の父も障害を抱えていて、大好きだった旅行も全くしなくなった。もっと障害がある人が旅に気軽に出かけられる世の中になればいいなと願う。2019/06/10