内容説明
日本でもっとも南の沖縄の島々を中心にした琉球列島にいる虫たちは、とても大きかったり、あざやかな色彩をしたり、自然の中にとけこんで、すがたのわからないものなど、さまざまな生態や形態をしています。このシリーズでは、写真でしか見られないような亜熱帯の自然の中に、たくましく生きていくめずらしい虫たちのせかいをしょうかいします。南の島で、ひときわあざやかな色をした虫は、なぜめだつすがたをしているのか、ひみつをさぐる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
猿田彦
3
カラフルで美しい虫たち。琉球列島で撮影された虫を紹介している。自然に無駄なことは何一つない。あざやかだったり、怖い蛇に似せたり、大きな目の模様だったりするのには、全てわけがある。鳥たち天敵から身を守るため、生存率を向上させるためだ。ツマグロヒョウモンチョウは植物の毒を貯めたカバマダラに似せたのはメスだけ。だます蝶が多くなりすぎてもいけないらしく自然界の神秘です。昆虫を追う人がはまっていくのも理解できる程、自然は不思議です。2023/08/31
