出版社内容情報
「創学」とは「創価信仰学」を意味する。あくまで信仰に軸足を置き、創価学会員の信心をストレートに思想化する試みを書籍化。てい談「理性と信仰をめぐって」(黒住真・佐藤優・松岡幹夫)、対談「仏教哲学と信仰」(末木文美士・松岡幹夫)、論考「キリスト教神学から見た『創価信仰学』」(佐藤優)ほか、インタビュー、書評なども収録。
内容説明
「創学」とは「創価信仰学」を意味する。あくまで信仰に軸足を置き、創価学会員の信心をストレートに思想化する試み、そのファーストステップの記録をここに書籍化。
目次
第1章 「創学研究所開所式」から
第2章 論文 松岡幹夫「創価信仰学の基礎」
第3章 「啓蒙主義と宗教」研究会
第4章 「理性と信仰」をめぐる研究会(上)
第5章 対談 末木文美士・松岡幹夫「仏教哲学と信仰」
第6章 インタビュー 市川裕「世界宗教と創価信仰学」
第7章 書評 佐藤優著『池田大作研究 世界宗教への道を追う』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そーすけ
2
外からの批判も受け付けず、内向きの信仰学。この試みが成功することは無いと思う。2022/06/25
れいまん
2
創学とは、キリスト教の神学に当たる言葉です。 創価学会が世界宗教化する段階で宗教教学ではなく、むしろ、教学を宗教実践の上からも支えていくのが創学に当たるのだと理解しました 文献学をないがしろにするのではなく、宗教実践の結果の体験なども学問化していくとのこと ノンフィクションよりも、小説の手法により、宗教体験の真実を学問として大成していこうという壮大な学問になるようで、未来に向かって必要な事に着手したのだと思いました。 とても真面目な内容です。2022/01/06