この社会の歪みと希望

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この社会の歪みと希望

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  • サイズ 46判/ページ数 216p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784476033991
  • NDC分類 304
  • Cコード C0036

内容説明

教育、差別、貧困、コロナをめぐりとことん語り合う、初めての対談集!

目次

第1章 コロナ禍が浮き彫りにした社会の歪み(コロナ禍が国家の力を強めた;『ペスト』はコロナの予型論 ほか)
第2章 教育という光(学歴エリートとノブレス・オブリージュ;金儲け目的で勉強するむなしさ ほか)
第3章 「相模原事件」が突きつけるもの(「優生思想への共感」の恐ろしさ;「自己責任論」の持つ歪み ほか)
第4章 貧困問題と政治の現場から(眼前の苦しんでいる人を見過ごせない;「生きているだけで価値がある」と伝えたい ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月執行猶予付有罪確定。13年6月執行猶予満了し、刑の言い渡しが効力を失った。著書に、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『自壊する帝国』(新潮文庫)、毎日出版文化賞特別賞を受賞した『国家の罠』(新潮文庫)など多数。第10回安吾賞、第68回菊池寛賞、第8回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞

雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。作家・活動家。反貧困ネットワーク世話人。フリーターなどを経て、2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫所収)でデビュー。2006年から貧困・格差の問題に取り組み、『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版、ちくま文庫所収)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ネギっ子gen

60
【眼前の苦しんでいる人を見過ごせない】「相模原事件」が私たちに問うこと、貧困者が貧困者を叩く不思議などを、元外務省主任分析官と反貧困ネットワーク世話人が語り合う。2020年に行われた4回の対談を書籍化。雨宮は書く。<佐藤さんは真剣に話を聞いてくれて、一緒に考えてくれる。そして心を痛めているのがわかる。「心を痛める」。この国の「偉い」とされている人たちがなかなかしないこと/痛める前に「自己責任では」としたり顔で言う人たちに慣れてしまった私は、佐藤さんが「優しい」ことに、出会った当初、戸惑いすら感じた>と。⇒2024/03/08

羊山羊

7
佐藤氏と雨宮氏の対談。佐藤氏、めちゃくちゃ公明党押してるけど大丈夫ですかね。国家主義、優生思想(やまゆり園事件)、政治と協力する姿勢などのお決まりの話題が並ぶが、現場で戦い続ける雨宮氏の言葉を佐藤氏が引き出して形にしてゆく過程はちょっと心地いい。両氏のファンにはオススメかもしれない。2021/10/02

Happy Like a Honeybee

5
世間の評価を鵜呑みにせず、自分の頭で思考する事を15歳で学んだ佐藤優氏。 教育力を身に付けた人が戦争で生き延びれた、ご両親の実体験に基づきます。 第3章相模原事件が興味深かったです。 やまゆり園事件の主犯者は裁判の過程ですら、両親の供述調書が朗読されていない。 発達障害を指摘する専門家もいるが、掘り下げられず判決が確定。 事件の真相に闇を感じてしまいます。2021/08/14

れいまん

3
佐藤優氏と雨宮かりん氏の表題がテーマの対談 雨宮氏の行動を聞きながら佐藤氏が雨宮氏の解説をする 雨宮氏本人も言葉化出来ない部分を補っている お二人の認識は、「日本の若い世代は、自己肯定感が低い。支援の第一歩は、自己肯定感をいかに持たせてあげるか」 貧困支援の現場でも、自己肯定感の低さを感じる。 ちまたの辛い生活は何でも自己責任論が横行する現代ではとても貴重な提言と思いました。2021/06/23

中林助手2

2
国難というべき状況の中で政権が一番やってはいけないことは社会に分断を作ること。2022/06/19

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