聴くということ―精神分析に関する最後のセミナー講義録

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聴くということ―精神分析に関する最後のセミナー講義録

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  • サイズ A5判/ページ数 384p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784476033168
  • NDC分類 146.1
  • Cコード C1011

目次

第1部 分析的治療において患者に変化をもたらす要因(ジグムント・フロイトの考える治療をもたらす要因と私の批判;良性神経症と悪性神経症―良性神経症の症例;治療にいたる体質的要因と他の要因)
第2部 精神分析のセラピーとしての側面(精神分析とは何か;セラピーによる治療の前提条件;セラピー的効果をもたらす諸要因;セラピー的関係について;精神分析的過程の機能と方法;クリスチアーネ―セラピー的方法と夢理解についての所見を含む一症例;近代の性格神経症を治療するのに特化した方法;精神分析的「技法」―あるいは耳を傾けるという技)

著者等紹介

フロム,エーリッヒ[フロム,エーリッヒ][Fromm,Erich]
1900年、ドイツのフランクフルトに生まれる。ハイデルベルク、フランクフルトなどの大学で心理学と社会学を学んだ後、ベルリン大学で精神分析を学ぶ。フランクフルト社会研究所を経て、初期フランクフルト学派を代表する業績を残す。1933年、ナチスの手を逃れてアメリカに亡命。その思想の特徴は、フロイトとマルクスの統合にあり、精神分析に社会学的視点を導入して、いわゆる「新フロイト派」の代表的存在と目される。ナチズムに見られるような権威主義を批判すると同時に、ヒューマニズムの立場から独自の宗教論を展開

堀江宗正[ホリエノリチカ]
1969年、茨城県生まれ。2000年、東京大学大学院人文社会系研究科(宗教学宗教史学)博士課程単位取得。博士(文学)。現在、聖心女子大学文学部准教授

松宮克昌[マツミヤカツヨシ]
1943年、東京生まれ。上智大学文学部卒(心理学専攻)。主に外資系企業に勤務後、2002年より翻訳に専従する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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くみ

11
前半はフロイトや精神分析について。フロムは全面的に同意ではなく、同意できる部分とできない部分を説明。客観的で分かりやすかった。ロジャースの来談者中心療法の説明もあり、フロムの立ち位置はその中間。実例も掲載。カウンセリングは受ける方も「受けている」ことを意識することが大事なんだと感じた。最後はアドバイス。良書を読め、「人間のことを知りたければ専門書を読むよりバルザック、ドストエフスキー、カフカを読め」とも。またカウンセリングはお互いの健康を損ねないことが大前提なので体調を崩すほど相談者の話を聞く必要はない。2023/12/03

井の中の蛙

7
フロムの「精神分析に関する最後のセミナー講義録」。フロムがフロイトの理論をどのように捉えているか知ることができた。フロム自身の思想も再確認。訳者解説で、フロムに対する批判と反論が記されていたのがかなり参考になった。2025/05/30

ふにゃ

6
フロム信者としては非の打ちどころのない一冊。理解が紋切型だが、フロイト批判が良い。巷にあふれているフロイト「流」理論にはもう飽き飽きしている。医師や親に責任を転嫁できるフロイト理論は、患者にとって優しいもの。一方のフロムは、悪性神経症は治らないだの空疎なおしゃべりはするなだの厳しい。自分の足で立ち上がろうと覚悟を決めた人向け。また、フロイトやユングの理論には、彼ら自身の願望が見え隠れするのだけれど、フロムはそれがないのもいい。フロム自身の自己分析の成果?訳者解説がgood.本に学ぶことの大切さがわかる。 2013/06/08

オフィス助け舟

5
312ページ。フロム先生の自己分析に関する言及が面白くて自分の生活でもマネをしている。かれこれ3年くらい続けている。「ごく個人的なことを言わせてもらえば、毎朝、私は一時間半の間、集中と瞑想の訓練を結びつけた自己分析を行っていて、それなしに暮らしたいと思いません。私はこれを自分が実践している最も重要なことの一つであると考えます。しかし、それはとても真剣でなければ、それが有する大切さを重視しなければ、成し遂げられるものではありません。」2020/08/29

JUN0110

5
自分を変えるということ、あるいは皆さんの好きな言葉で言えば、性格を本当に変容させるということ、これはとても難しい課題です。実のところ、これはすべての宗教の目的であり、ほとんどの哲学の目的です。ほとんどの人々は義務から行動しています。生きることの主目的は、人間の十全な発達です。自分自身への過剰な関心をやめること。本人は自分のナルシシズムを確認してもらいたいという強い欲求があるので、確認してもらえないと、すべてを疑い始めます。ナルシシズム的人間のナルシシズムを傷つけたときにまさる激怒はありません。2015/04/12

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