内容説明
崇高なフランス革命の理念を掲げ、ヨーロッパ統一と東西文明の融合を図った英雄の夢とロマンを描く。
目次
第1部 ナポレオン(ナポレオンの生涯;ナポレオンの遺した業績;ナポレオンの母と妻―英雄をつくった女性の力)
第2部 ナポレオン3世(フランスの政治体制の変遷;ナポレオン3世とナポレオンの夢;ナポレオン3世の足跡;ナポレオン3世とナポレオン;ナポレオン3世の業績)
著者等紹介
高村忠成[タカムラタダシゲ]
1943年、東京生まれ。1971年、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了。現在、創価大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Jun
1
フランス革命←→カトリック 王政を支えてたのはキリスト教の王権神授 =キ教を信じる、救済されるには世俗的には王に忠誠を誓うことである。←神は世俗の統治を王に託した 1801 コンコルダート カトリックと王党、保守派の結びつきを防ぐ←「カトリックを仏の国教ではなく大多数の宗教とする⇄教皇は仏共和国を国として承認」 1804ナポレオン法典 完成まで102回の審議会、彼自身も57回出席。2280条。 美味しい料理や文化遺産は王政の元で育ちやすい←王の元に諸国の食材が取り寄せられ、ピラミッドも専制的国王が作った物
駒子
0
非常に読みやすく内容がスラスラ入ってくる良書。ナポレオンを取り上げたあと、ナポレオンの夢を追いかけ、また具現化したとしてナポレオン三世を取り上げる。2013/09/20
ユッケ
0
ナポレオンとナポレオン3世をセットで学ぶことはなかったのでナポレオンの理解が深まって良かった。深入りせず、当時のフランスについての知識も身に付くので入門書としては最適!強国イギリスに対しての対応の違いなんかも比べながら読むと面白い。2013/03/12
はしき
0
ナポレオンというと軍事戦略家、独裁者というイメージがあるが、この著書はそんなナポレオンのイメージを180度変えてしまうような内容である。何よりも自国、そして国民の事を考え政治活動をしていた姿を想像すると、今の日本にもこのような人物が現れないものかと考えてしまう。 またナポレオン三世についても書かれており、意外にもナポレオンよりもすごい人物であったと気づく事が出来きる内容である。2012/02/09
ゆげ
0
とてもやさしい文体で読みやすい。専門用語も丁寧に解説してくれるので、歴史を勉強し始めた人でもすらすらと読めると思う。ナポレオン1世・3世の小話・エピソードや、政策の詳細を知りたい人は、他の伝記と合わせて読むといい。2018/10/14