出版社内容情報
語学文庫
フランスロマン主義文学の先駆的作家シャトーブリアンの自伝的作品「ルネ」―「キリスト教精髄」の1部に挿入していたものより独立し出版された―1805年版を定本に対訳脚注方式にて収めた。
内容説明
最愛の姉との悲痛な別れを体験し、心に深い傷を負ったフランス人の青年ルネ。新大陸に渡りナチェーズ族に身を投じるが、多感な心に秘めた情熱は、ついにその対象を見いだすことができなかった…フランス・ロマン主義文学の先駆的作家シャトーブリアンは、この作品によって「近代的憂愁を創造した」と言われている。