出版社内容情報
ドイツ語のオノマトペ(擬声語・擬態語)の言語音のイメージと意味の係わり合いを追求する。例えば、ドイツ語の“klack”が一方では「二つの硬い物質が衝突したときの短くて明るい音」を表し、他方では「粥状あるいは濃い液状の粒が硬い物体の上に落ちる音」をも表すのは何故だろう。日本語では「ぶーん」という音素配列で表される糸車の回転音がドイツ語ではどうして“schnurren”という音素配列で表されるのかという問題などを具体例にとって説明する。
目次
1 序論
2 慣行的オノマトペの考察
3 仮説の定立
4 仮説の検証
5 偶成的オノマトペの考察
6 結論
著者等紹介
乙政潤[オトマサジュン]
京都外国語大学教授、大阪外国語大学名誉教授(ドイツ語学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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