出版社内容情報
ハラスメント事件対応に不慣れな弁護士、身近に業務の悩みを相談できる先輩がいないといった若手弁護士のために、つまずきやすいポイントを、先輩弁護士が自身の体験談をもとに紹介するアドバイスブック。
〇現役弁護士15名による体験談を44個掲載。実際の成功・失敗談から学ぶことで、実際に起こったトラブルやその切り抜け方をリアルに想像することができる。
〇近年のハラスメントの多様化もカバーできるノウハウが盛り込まれ、体験談に基づいたリアルなつまずきポイントを学べるため、ハラスメント事件対応への不安を軽減!もうつまずかない!
〇ハラスメント事件における立場(被害者・使用者・加害者)別に、聞き取り調査や段取り等のコツを、先輩弁護士の経験知に基づいて解説。タイミングや社内調査段階での関わり方など、弁護士としてどの段階でどのように対応するべきかがわかり、スムーズな案件対応が出来るようになる。
内容説明
泣き寝入りは、させたくない!ハラスメント相談はよろず相談。言うべきことは言える弁護士になろう!隠れた証拠を見つけ出せ。シリーズ第10弾。先輩弁護士の成功・失敗談から学んで、もうつまずかない!
目次
相談段階 被害者側1―その聞き取り方法で大丈夫?
相談段階 被害者側2―ハラスメント相談はよろず相談
相談段階 被害者側3―会社辞めるか、続けるか
交渉段階 被害者側―ズルズル交渉は御法度です
証拠収集段階 被害者側―隠れた証拠を見つけ出せ
法的手続選択 被害者側―紛争解決機関は裁判所だけではない
慰謝料の考え方―慰謝料の算定基準ってあるの?
慰謝料以外の請求―先を読んで準備すべし
相談段階 使用者側1―調査は公正に、結果のフィードバックは丁寧に!
相談段階 使用者側2―懲戒処分の基本、おさえてますか?
相談段階 使用者側3―言うべきことは言える弁護士になろう!
利益相反・相談窓口―常に中立性を意識すべし
証拠収集段階 使用者側―事案を全体から俯瞰すべし
法的検討1 セクハラとして主張される事象に対する法的評価―こんな場面もセクハラに!
法的検討2 パワハラとして主張される事象に対する法的評価―パワハラにあたるのか、それが問題だ
法的検討3 新しい○○ハラスメント(SOGIハラ、アウティング、リモハラ等)―ハラスメントは多種多様
自分がハラスメント加害者とされた場合―まずは冷静に振り返ろう
加害者に加害行為の認識がない場合―ハラスメントなんてやったことがないと言うあなた、本当に大丈夫?
証拠収集段階 加害者側―証拠集めは冷静に
ハラスメントの加害者とされた労働者側の対抗手段―事実関係・評価・手続に着目せよ
メンタルヘルスケア―事前も事後もケアが必要