出版社内容情報
架空の市役所の総務課に勤める新任係長の黒田さんと、その部下である係員の中村君の対話形式によって、自治体の行政活動にかかわる重要判例のポイントを丁寧に読み解きながら、実務への活かし方について平易に解説。
○自治体の総務・法務課職員でも苦手な判例の読み方や実務での活かし方が身に付く入門書
○上司の新任係長と部下である係員との対話形式で、重要で難解な判例を学ぶ時のポイントをわかりやすく解説
○トラブル事案の宝庫である判例を読む力をつけて、トラブル回避のポイントがつかめれば、法的リスクを抑えた条例づくりや政策立案ができるようになる。
目次
序章 判例の読み方、活かし方の基本
第1章 行政機関の活動
第2章 行政処分の瑕疵
第3章 法律による行政と行政強制
第4章 行政組織
第5章 自治体の住民と公の施設
第6章 行政における情報管理
第7章 自治体の条例制定権
第8章 国家補償制度
第9章 地方自治制度
著者等紹介
松村享[マツムラススム]
名古屋学院大学法学部教授。日本公法学会会員、日本地方自治学会会員、地方行政実務学会会員。同志社大学法学部法律学科卒業、三重県四日市市役所入庁。総務部総務課長、総務部次長、総務部理事、会計管理者を経て、2018年4月から名古屋学院大学法学部教授として行政法、地方自治法等を担当している。また、市町村アカデミー、全国市町村国際文化研修所、消防大学校等において自治体職員向けの研修の講師を多数務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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