出版社内容情報
弁護士がキャッシュレス決済に関する相談で受けることの多い論点を依頼者の属性別(消費者・加盟店・決済事業者)にまとめ、自ら法律論を組み立てて相談対応等をすすめることができるよう、キャッシュレス決済の仕組みや法律構成の違い等について解説する。
〇?一般消費者〟?加盟店〟?決済事業者〟といった依頼者の属性別にまとめた解説から、どの属性の相談者からキャッシュレスに関する法律相談を受けても、適切なアドバイスをすることができる。
〇キャッシュレス決済の全体像だけでなく、問題となる論点ごとに決済手段の仕組みや法律構成の違いは何かについてまで解説。
目次
第1章 総論(キャッシュレス社会の現状;弁護士を取り巻く諸課題;民法(債権法)改正について ほか)
第2章 クライアントの属性別(消費者;加盟店;決済事業者)
第3章 キャッシュレス社会の法的課題(個人情報とキャッシュレス社会;スコアリングとキャッシュレス社会;ユニバーサルデザイン ほか)
著者等紹介
金子宏直[カネコヒロナオ]
東京工業大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yuichi Tomita
5
法とコンピュータ学会のメンバーがキャッシュレス決済をテーマに執筆した書籍。 執筆者ごとにレベルがかなり異なる、パートごとの執筆の寄せ集めで網羅的ではない、依頼者の属性別というほど書き分けられていない、「弁護士が知りたい」というには内容が薄いことなど、難点は多い。参考になるところもありましたが、少し期待はずれでした。2021/12/16
まさやん510
1
気になるジャンルなので興味を持って読んだが、他の方が指摘しているように、多数の執筆者がいるため内容にばらつき感があり、実務上の参考にできそうな箇所はあまり多くなさそう。個人情報保護法関連の記述は板倉陽一郎先生が執筆されていて、さすがの内容だった。2023/12/01