出版社内容情報
判例を素材として論点ごとの課題を整理し、裁判実務の現状を明示するとともに、実務において主張に織り込むべき内容に指針を与え、解説。網羅的な学説の紹介、自説の展開を避け、学術的記述を抑え、裁判官の視点から実務に即して解説する。
○名誉毀損・プライバシー侵害について判断された訴訟をベースに、系統的に整理した項目と設例を作成し、そこにあらわれる重要論点について、現在の判例法理、学説の議論状況を客観的に明示する。
○判例から想を得て作成された設例について、BasicInformation 、設例に対する回答、解説の順で解説し、法律実務家として知っておくべき実体法上、訴訟法上の問題点を明示することにより、本書で完結的に法的情報を得ることができ、さらに、参考文献により深掘りすることも可能である。
○当該分野に精通する裁判官が、現在の裁判実務の実際について、相場観を含めて運用レベルの問題まで解説する。
内容説明
裁判官の視点で、弁護士の適切かつスピーディーな訴訟活動をナビゲート!訴訟遂行上の問題発見のための必読書!
目次
第1 名誉毀損(侵害の態様(新聞、雑誌記事;テレビ報道;インターネット記事)
意見ないし論評(月刊誌の論文;会社の事業報告書、個人の著書)
配信記事の掲載
法人の名誉毀損 ほか)
第2 プライバシー侵害(少年事件の推知報道;住民基本台帳ネットワークシステムへの個人情報の搭載;大学主催の講演会に参加を申し込んだ学生の個人情報の警察への開示;弁護士による疎明資料の提出 ほか)
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