出版社内容情報
本書は皇室制度に関する従来の法的な議論を整理したものであり、資料集的な面を持つ内容で議論の一助となるものである。平成28年8月「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」が国民に向けて示されたことを契機に、皇位継承等についての国民的な議論が高まっている。本書は皇室制度に関する従来の法的な議論を整理したものであり、資料集的な面を持つ内容で議論の一助となるものである。
・元最高裁判事であり、平成17年「皇室典範に関する有識者会議」座長代理を務めた、皇室制度に関する第一人者である園部逸夫先生の著書 ・巻頭に「復刊に当たって」と巻末に「天皇陛下の『おことば』についての所感」を新規収載した。また、「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば」も全文収載している。
復刊にあたって
序
はじめに
第一部 総論
第一章 皇室法の定義と法的性質
第二章 皇室法における憲法第一章及び皇室典範の位置付け
第三章 皇室法の二つの価値
第四章 皇室法と基本的人権
第五章 皇室法の運用に関する組織
第二部 各論
第一編 「象徴制」に関する制度
第一章 天皇・皇族の行為
第二章 諸制度
第二編 「世襲制」に関する制度
第一章 皇位継承制度
第二章 皇族制度
第三章 諸制度
あとがき
象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)
天皇陛下の「おことば」についての所感
園部逸夫[ソノベイツオ]
内容説明
皇室に関する法制を体系的に論じた園部逸夫著「皇室法概論」待望の復刊。天皇陛下の「おことば」を受けた著者所感を新規収載。
目次
第1部 総論(皇室法の定義と法的性質;皇室法における憲法第一章及び皇室典範の位置付け;皇室法の二つの価値;皇室法と基本的人権;皇室法の運用に関する組織)
第2部 各論(「象徴制」に関する制度;「世襲制」に関する制度)
著者等紹介
園部逸夫[ソノベイツオ]
1929年生まれ、岐阜県出身。1954年京都大学法学部卒業、法学博士、京都大学助教授、東京地裁・東京高裁・前橋地裁(部総括)判事、最高裁上席調査官、東京地裁(部総括)判事、筑波大学教授、成蹊大学教授を経て、1989年最高裁判所判事(1999年3月まで)。1995年皇室会議議員(1999年3月まで)。1999年立命館大学大学院客員教授。2001年外務省参与(監察査察担当)。2001年叙勲(勲一等瑞宝章)。2004年「皇室典範に関する有識者会議」座長代理。2012年「女性宮家」検討担当内閣官房参与。現在弁護士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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