憲法と国家予算の理論

個数:

憲法と国家予算の理論

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 332p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784474056695
  • NDC分類 323.13
  • Cコード C3032

出版社内容情報

大日本帝国憲法及び日本国憲法における、我が国の「予算の法的性質」の解明を主題とし、歳入出という国家政策の問題を論じた書。大日本帝国憲法及び日本国憲法における、我が国の「予算の法的性質」の解明を主題とし、さらに「予算の修正」、「両議院関係」、「中長期の財政規律」という3つの個別問題を取り上げる。憲法改正が焦点となるなか、国会の役割との関係を含めて歳入出という国家政策の根幹に関わる問題を論じた書。

本書は、国会職員として豊富な実務経験をもつ著者が、憲法上における「予算の法的性質」について 実務的・歴史的・学術的な視点から解明を行ったものである。 憲法改正論議が本格化すると見込まれるなか、歳入出という国家政策の根幹に関わる問題を論じ、 巻末には財政関係規定の憲法改正試案を提示するなど、極めて今日的意義を持った1冊となっている。

第1 章 序論
 第1 節 主題と変奏
 第2 節 各章の概要
 第3 節 予算と法律との関係
 第4 節 予算の実際
 第5 節 法律の実際

第2 章 明治前期の予算
 はじめに
 第1 節 予算の性質
 第2 節 予算の内容実質
 第3 節 予算の形式的効力(議会と予算との関係)
 おわりに

第3 章 明治憲法の予算理論
 はじめに
 第1 節 概説
 第2 節 明治憲法制定前の我が国の予算制度
 第3 節 明治憲法制定時の経緯
 第4 節 明治憲法が予算を法律としなかった理由
 第5 節 『帝国憲法義解』による説明
 第6 節 学説等
 第7 節 予算の「内容実質」との関係
 第8 節 日本国憲法への継承
 おわりに

第4 章 日本国憲法の予算理論
 はじめに
 第1 節 日本国憲法と予算理論
 第2 節 日本側の対応(1)
 第3 節 総司令部側の対応
 第4 節 総司令部における起草作業
 第5 節 日本側の対応(2)
 第6 節 憲法改正草案要綱
 第7 節 憲法改正草案
 おわりに

第5 章 予算の法的性質
 はじめに
 第1 節 予算の法的性質
 第2 節 明治憲法の予算理論
 第3 節 日本国憲法への継承
 第4 節 予算の法的性質に関する諸見解の検討
 第5 節 残された課題

第6 章 予算の修正
 はじめに
 第1 節 問題の所在
 第2 節 明治憲法下の予算修正
 第3 節 日本国憲法下の予算修正
 おわりに

第7 章 両議院関係
 はじめに
 第1 節 予算理論
 第2 節 予算理論と両議院関係
 第3 節 公債発行と国会の議決
 おわりに

第8 章 中長期の財政規律
 はじめに 266
 第1 節 予算と法律との関係
 第2 節 複数年度の財政規律
 第3 節 財政規律の諸形式
 第4 節 予算形式による財政規律
 第5 節 法律形式による財政規律
 おわりに
 
 補遺─財政関係規定の憲法改正試案

夜久 仁[ヤク ヒトシ]

内容説明

我が国における予算制度の最大の特徴は、議会(国会)との関係において、予算を法律とは別個の形式で議決するという「予算理論」が採用されていることである。このような予算理論は、決して普遍的なものではなく、我が国独自の「発明」と評されるほどの独自の制度である。他国に類を見ない独特の形式を採る我が国の「予算理論」を巡る問題を詳解。巻末に財政関係規定の憲法改正試案を提示。

目次

第1章 序論
第2章 明治前期の予算
第3章 明治憲法の予算理論
第4章 日本国憲法の予算理論
第5章 予算の法的性質
第6章 予算の修正
第7章 両議院関係
第8章 中長期の財政規律
補遺 財政関係規定の憲法改正試案

著者等紹介

夜久仁[ヤクヒトシ]
昭和26年11月東京都に生まれる。昭和49年3月東京大学法学部第二類(公法学科)卒業。昭和53年3月同第三類(政治学科)卒業。4月衆議院法制局採用、立法事務に従事。同局第4部長、第3部長、法制企画調整部長、第1部長。平成22年4月国立国会図書館専門調査員財政金融調査室主任。平成24年4月帝京大学経済学部准教授。平成27年4月同教授。平成28年4月同大学院経済学研究科地域経済政策学専攻教授兼担(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品