出版社内容情報
弁護士として、企業による不動産取引に長年関与してきた著者が、目的や情勢に応じた適切な取引構成と進め方、関連する法制度等、不動産取引の基本事項を解説する。加えて、取引の中で損失リスクを軽減し得る方策として、取引構成ごとに採り得る手段と、不動産取引の主要契約ごとに、目的や事情に応じてどのような契約条項とするべきか、どのように相手方と交渉するべきかのポイントを解説する。
・企業による不動産取引について、目的や事情に応じた適切な取引構成と進め方、関連する法制度といった、不動産取引の法的基本事項が分かる。
・取引の構成や主要契約ごとに、損失リスクをいかに軽減するかが法的側面から分かり、専門家らと連携しながらスムーズに取引を進めることができるようになる。
目次
第1編 不動産取引において基本となる概念・制度(不動産取引と法律家の役割;企業間の不動産取引の特色;不動産取引への主要な参加者;売買対象となった物件の調査(デューディリジェンス))
第2編 不動産取引の仕組み(ストラクチャー)(ストラクチャー組成の基本要素;TKGKストラクチャー;TMKストラクチャー;不動産特定共同事業法;不動産ファンドとは何か―規制緩和の必要性)
第3編 不動産取引の主要契約(不動産取引の主要契約の概要;不動産売買契約 総論;不動産売買契約 各論;建物賃貸借契約;定期建物賃貸借契約の契約条項の概説;建設工事請負契約;匿名組合契約;不動産アセットマネジメント契約;結びに代えて)