内容説明
本書は、まず、地域政策のビジョンについて述べる。そして、地域政策を担う組織について述べる。次に、協働のためのルールを述べる。この中で、昨今自治体で、実務的に大きな課題とされている指定管理者制度などについても理論的考察が行われる。また、各地の事例を踏まえた現実の協働の手法や行政分野別協働事例についても述べている。さらに、「いけいけドンドン」の風潮の中、協働におけるリスクマネジメントという危機管理のあり方を述べる。また、協働を担う人材の育成についても述べる。そして、最後に、協働にかかわる組織・制度をまとめて述べている。
目次
第1章 新たな地域政策ビジョン
第2章 ポスト分権・合併時代の地域住民組織と協働
第3章 地域連携における協働ルール
第4章 地域政策形成・実施のための協働手法
第5章 分野別協働事業によるまちづくり
第6章 協働におけるリスクマネジメント
第7章 人材を育てる
第8章 協働にかかわる組織・制度
著者等紹介
今川晃[イマガワアキラ]
同志社大学政策学部教授・大学院総合政策科研究科教授。1954年愛知県生。研究領域は地方自治、行政学、コミュニティ政策
山口道昭[ヤマグチミチアキ]
立正大学法学部教授。1955年神奈川県生。研究領域は行政学、地方自治論、政策法務論
新川達郎[ニイカワタツロウ]
同志社大学大学院総合政策科学研究科教授。1950年生。研究領域は政治学、地方自治論、公共政策論
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