内容説明
合併は万能薬ではない。しかし合併の是非や可否への決断は避けられない―。自治体・住民は、合併をめぐる手順のどこで、何を、どう取り上げ、どう議論し、どういう判断手続をとるべきか。また、新自治体の法務体制確立はどうあるべきか。合併論議に揺れる全国の自治体に、7つの提言で真の自治のあり方を問う。
目次
第1章 市町村合併がめざすべきもの
第2章 合併協議は何のためか
第3章 事務事業調整に政策評価をどう活かすか
第4章 新自治体基盤形成のための条例制定
第5章 住民が主役となる合併協議の進め方
第6章 自治体内分権と新たなコミュニティ(近隣政府)の形成
第7章 自治体再編と都道府県改革
著者等紹介
木佐茂男[キサシゲオ]
九州大学大学院法学研究院教授、1950年、島根県生。研究領域:行政法、地方自治法、司法制度
今川晃[イマガワアキラ]
四日市大学総合政策学部教授、1954年、愛知県生。研究領域:地方自治、行政学、政治学
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