出版社内容情報
〈漫画を通して漢字を深める、漢字を知ると漫画が深まる〉
〈漫画の中にある漢字を学問すると、新たな視点が開けてくる〉
コミックからスマホに媒体は変わりつつも、多くの読者に愛される漫画は、最も野心的な表現が成されるメディアの一つです。そこでは「当て字」「難読漢字」「独自の読み」など多様な漢字表現が展開され、日々更新されています。日本人にとってなじみ深い「漫画」の漢字表現の多彩さ、学問的な面白さを論考。学術的知見を通して「漫画」を読むことで「漢字学」の入り口に読者をいざない、また「漢字」という切り口から新たな漫画の味わい方を提起します。
【目次】
内容説明
漫画を通して漢字を深める。エネルギッシュに進化を続ける漫画というメディア。当て字、ルビ、技名の響き、手描き文字、背景の擬音…その表現に溢れる漢字を「学問」すると、豊饒な世界が見えてくる。
目次
座談会 漫画と漢字をめぐって(司会 円満字二郎 出席者 岡田一祐 金木利憲 藤本灯 三浦直人)
漫画の中の日本語―漢字語の特性、漫画と日本語の親和性をめぐって
少年マンガに現れる漢語の必殺技の格好良さ―「分かる」と「分からない」のあわい
佐々木倫子「動物のお医者さん」を題材に文字史家が辛うじて語りうる僅かな事ども
漫画背景の漢字表現―あえて漢字が選ばれるとき
〈漫画とは漢字のようなものである〉という言説について―「不可避の他者」論とのアナロジーから
漢字学への扉
著者等紹介
円満字二郎[エンマンジジロウ]
1967年、兵庫県西宮市生まれ。アニメブームの中で育ち、その原作としての漫画に親しむ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの担当編集者として働く。2008年、退職してフリーに
藤本灯[フジモトアカリ]
中国・清華大学副教授、公益財団法人古代学協会客員研究員。三重県津市出身。東京大学文学部卒業。博士(文学)。国立国語研究所、京都府立大学勤務を経て現職。専門は日本の古辞書、語彙史、文献学
加藤大鶴[カトウダイカク]
早稲田大学文学学術院教授(博士)。1973年生まれ、言語生育地は愛知県稲沢市。専門は日本語の歴史、なかでも音韻史、特にアクセントと漢字音の歴史。より具体的には大陸から輸入された漢語の声調が、日本語のアクセントになっていくプロセスに関心がある
岡田一祐[オカダカズヒロ]
慶應義塾大学文学部准教授。1987年神奈川県生まれ、千葉県育ち。2015年北海道大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。専門は日本語文字史、言語情報学
金木利憲[カネキトシノリ]
千葉県生。博士(文学)。専門は日中比較文学。明治大学兼任講師、大東文化大学非常勤講師、厚生労働省等を経て国立健康危機管理研究機構。週刊少年ジャンプ全盛期と小学校時代が重なり、るろうに剣心はほとんどの登場人物名をそらで言えるほどのめり込む
三浦直人[ミウラナオト]
1991年生まれ。研究分野は、日本近代史(文化史)、歴史叙述、固有名詞。明治大学院博士前期課程在籍時に、第11回「漢検漢字文化研究奨励賞」佳作を受賞。同博士後期課程修了後、青山学院高等部、東京女子大学非常勤講師、明治大学兼任講師を経て、明治大学助教、駒澤大学非常勤講師。NHK連続テレビ小説「虎に翼」、同戦後80年ドラマ「八月の声を運ぶ男」で、風俗考証を担当。漠検漢字教育サポーター、漢字教育士でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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