出版社内容情報
〈今年は、上方落語の救世主・桂米朝十年祭! その軌跡を物と人からたどる〉
〈上方落語に息を吹き込み、多くの弟子を育てた桂米朝を知る本〉
2025年は上方落語を全国に知らしめた救世主・桂米朝生誕百年であり、歿後十年でもあります。第一章では偉大なる米朝の歩んできた軌跡を残された膨大な物(資料)からひもとき、第二章では個性豊かな多くの弟子たち、直門でないながらも落語の教えを乞うた桂文珍・笑福亭鶴瓶、そして米朝のDNAを受け継ぐ三人の息子たちの証言で人となりをあぶり出し、知られざる米朝師匠の姿を伝え、顕彰します。今年は記念の落語会や記念展が各地で行われる米朝Year。本書は、その幕開けの一冊です!
内容説明
生誕百年、十年祭。「おかえりなさい、米朝師匠!」この世に遺された桂米朝の宝ものを一挙公開。上方落語の巨匠・桂米朝が遺したものは数知れず。モノの宝ものは、丁寧に読み解いて歩んだ歴史の中に落とし込み、ヒトの宝ものは、直弟子たちの胸の奥に秘められていた師匠への想いを伝える。
目次
第一章 物篇―米朝物がたり80+1(誕生;父代りの師 正岡容;正岡容のもとで文筆活動;戦後、落語会を企画;除役帰宅途中に文楽鑑賞 ほか)
第二章 人篇―米朝人がたり(私の米朝高校(桂ざこば)
米朝師匠に大感謝(桂朝太郎)
米朝一門内伝(桂米蔵)
ヨイショ(桂米輔)
入門当時の思い出(桂千朝) ほか)
著者等紹介
小佐田定雄[オサダサダオ]
1952年生まれ。関西学院大学時代に古典芸能研究部に所属。1977年、桂枝雀に新作落語「幽霊の辻」を書いたのを手始めに、落語の新作・改作を行うほか、狂言・文楽・歌舞伎・講談・浪曲の台本も手掛けている。落語に関する著書も多数あり。2021年、第42回松尾芸能賞優秀賞を受賞
小澤紘司[オザワコウジ]
1945年生まれ。関西学院大学経済学部卒。大学時代に古典芸能研究部に所属し落語の面白さを知り頻繁に落語会や寄席に足を運び、桂米朝や桂枝雀をはじめ噺家たちと親交を結んだ。損害保険会社の勤めを終え、現在は自治会など地域の活動をしながら、桂米朝家の資料整理を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぐうぐう
sayzk
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