出版社内容情報
〈縁高・菓子鉢・銘々皿など菓子器ごとの盛り付け方のきほんと、応用〉
〈趣向に添った「菓銘」の付け方は? 十二か月の実例にまなぶ〉
茶の湯に相応しい菓子はどのようなものか、主菓子とは、干菓子とは何か――といった定義をふまえた上で、本書では菓子器の種類別に盛り付け方のきほんと応用、菓子器のあつかいをヴィジュアルに紹介します。また本来、菓子の銘「菓銘」は、菓子舗ではなく亭主がつけるもの。茶席の取り合わせに応じて、どのような菓銘をつけるのか、十二か月の例をひもときます。茶の湯菓子のありようから、菓子器のあつかいと盛り付け方、取り合わせによる菓銘の付け方までを網羅した、茶の湯菓子の「きほん」がよくわかる、実用的な一冊です。
内容説明
茶の湯菓子―主菓子と干菓子のきほんと応用がよくわかる。初心者も、初心にかえる人も。
目次
菓子器別 盛り付け方とあつかい(主菓子;主菓子別 盛り付け方の工夫;干菓子)
季節の趣向と銘の付け方―菓子舗とつくる創作菓子(一月 初点;二月 初午;三月 雛祭り;四月 春は桜;五月 葵祭 ほか)
著者等紹介
鈴木宗博[スズキソウハク]
1963年、京都府生まれ。和菓子研究家。裏千家教授、志倶会会員。淡交会京都北支部副幹事長。裏千家学園講師。祇園東歌舞会で茶道指導を行うほか、京都アスニー・山科アスニーなどで講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
1
盛り付けの基本:盛り付け技術 菓子の配置 器の正面 黒文字 箸使い 水振り 盛り付けの工夫 客の視点 季節の趣向と銘:季節感 行事菓子 銘の命名 初点 桜餅 柏餅 雛祭り 花見団子 紅葉菓子 干菓子 茶道とおもてなし:おもてなし 亭主の心 茶会 大寄せ 期待感 美意識 視覚の演出 和敬清寂 菓子と器の調和:器選び 器の種類 菓子の色 菓子の形 器との調和 素材感 温度管理 菓子の繊細さ 季節別具体例:初午 金団 祇園祭 菊の節句 栗金団 年末菓子 夏の葛 菓子の重ね方2025/03/25