伊賀越え―光秀はなぜ家康を討ち漏らしたのか

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伊賀越え―光秀はなぜ家康を討ち漏らしたのか

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  • サイズ 46判/ページ数 276p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784473045881
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0021

出版社内容情報

〈徳川家康こそが知りたい「伊賀越え」成功の全容〉
〈明智光秀を裏切ったのは誰だ!〉
天正10年(1582)6月2日の「神君伊賀越えの危難」は一揆の類ではなく、徳川家康と明智光秀軍との戦いでした。家康は同行した甲斐の武将・穴山梅雪を影武者とし、従者200名を犠牲にして切り抜けたとする著者。その説を立証するために、前日から堺で行われた「茶会」などをキーワードにして、時間軸でひもといていきます。津田宗及によって開かれた茶会の真意、光秀の盟友・細川藤孝(幽斎)の思惑、羽柴秀吉との共謀など、「伊賀越え」を通じて「本能寺の変(明智光秀の乱)」の全体像と歴史的意義に迫ります。定説を覆す研究成果をわかりやすく解説しています。

内容説明

天正十年(一五八二)六月二日未明に起こった「明智光秀の乱(本能寺の変)」の真相に迫るには、その時、堺にいた徳川家康が光秀の追撃を逃れ、どのようにして本領・三河国岡崎へ帰還できたのかがカギとなる。本書は、家康とその重臣たちを、随行していた甲斐国の武将・穴山梅雪が影武者となり、従者二百名もの犠牲を払って、増水した木津川を無事に渡河させたとする新説を述べている。そして、襲撃したのは、一揆や野盗ではなく、遅れてきた明智軍であったことを立証していく。では、なぜ遅れて来たのか。また、前日の茶会では、千宗易(利休)の亭主辞退に代わって津田宗及が開いたが、その真意とは何か。光秀の盟友・長岡(細川)藤孝の陰謀、羽柴秀吉の策略など、「伊賀越え」をめぐる、仕組まれた「奇術」を解き明かす。

目次

天正十年五月十二日 三河国岡崎出発 家康上洛と信長の政権構想
五月十五日 近江国安土 粉飾の天下人・織田信長の落日
六月一日昼 和泉国堺 千宗易(利休)の茶会断念と津田宗及
六月二日朝 和泉国堺 家康主従「死出の上洛」
六月二日午前 山城国西岡 明智軍家康襲撃部隊の遅参
六月二日昼 河内国飯盛山 本多忠勝の橋本索敵と「伊賀越え」
六月二日昼下り 山城国草内 木津川渡河作戦と影武者・穴山梅雪
六月二日夕刻 山城国飯岡 筒井順慶と明智方大和武士
六月二日闇夜 帝都 「複合謀反」=羽柴秀吉・長岡藤孝の共謀

著者等紹介

小林正信[コバヤシマサノブ]
昭和37(1962)、愛知県春日井市生まれ。歴史研究家。平成13年(2001)より織豊期研究会に参加。三鬼清一郎名古屋大学名誉教授に師事。同23年、修士・博士課程を免除されて九州大学比較社会文化学府において論文博士号(比較社会文化)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Abercrombie

4
光秀はなぜ家康を討ち漏らしたのか、から本能寺の変の全体像を把握する? 面白いテーマだと思ったが、家康パートは主題ではない。正味は数多の史料を基に、正親町帝と「公家一統」を目論んだ秀吉が、細川藤孝、前田玄以らの協力者とともに、信長・信忠の仲を裂き、光秀に謀叛をそそのかしてすべての罪を押し付けたとめちゃくちゃ力説するもの。穴山梅雪の別行は囮となるため? 光秀は幕臣・進士一族? 細川藤孝は足利義晴の落胤? ありえなくはないけどちょっと荒唐無稽な気もする。2024/12/05

Humbaba

2
ゲームと異なり現実は一回勝負であり、失敗したからと言ってやり直すことはできない。歴史上の事実はすでに確定した過去の出来事でありいくら考えたところで変わることはない。しかし、では考えることが無意味化と言えば決してそのようなことはなく、どのような要因があり行動に移したのか、また、その時に別の要因があればどうなったのかと想像の翼を広げることはできる。そうやって歴史にあたっていくことで、見えてくるものはある。2024/10/19

takao

2
ふむ2024/06/16

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