出版社内容情報
〈隣の垣根は越えない。自分とこだけ儲けたらアカン。……100年生き抜く京都の老舗の、あるようでない経営戦略〉
〈京都の老舗の経営戦略、というにはあまりに自然体な、100年生き抜く商いの秘訣〉
京都には、創業100年を超える老舗が多くあります。どの老舗にも一筋縄ではいかない苦労があり、これだけは譲れないという信念、利益主義ではない倫理観などに裏打ちされ、今に続いています。
本書は、豆腐屋、銭湯、針屋といった小さな名店から、呉服商などの大店まで35軒に取材し、大切に守り続けるモットーや商品へのこだわり、困難な時代も生き抜く中で磨かれてきた等身大の経営哲学を紹介します。持続的な商いのヒントが詰まった一冊です。
目次
1章 変える、変えない(9割5分は変えない、平野とうふ―豆腐;逆へ行く、花政―花;焦らず続ける、亀末廣―和菓子 ほか)
2章 古いは新しい(老舗の英才教育、松島屋本店―乾物;自分とこの商品が好き、ぎぼし―昆布;トラブル事例も100年分、勝屋―時計修理 ほか)
3章 100年の倫理(欲ばらない、村上開新堂―洋菓子;隣の垣根は越えない、市原平兵衞商店―箸;継いで潰すか、おか善―呉服 ほか)
著者等紹介
酒井洋輔[サカイヨウスケ]
デザイナー、アートディレクター。京都芸術大学准教授。京都芸術大学伝統文化イノベーション研究センター(KYOTO T5)所長。(株)CHIMASKI代表。石川県金沢市生まれ。大学卒業後、(株)いろは出版にて、雑貨ブランド「AIUEO」を立ち上げ、書籍、広告などをデザインする。2012年、(株)CHIMASKIを設立。同社では、ライフスタイルブランド「Whole Love Kyoto」を立ち上げ、京都の伝統文化を担う職人と連携しながら商品を企画、製造している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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