内容説明
日本人にとって最も身近な飲み物、お茶。お茶が日本に伝わってから、茶の湯が生まれ、日本を代表する文化のひとつになるまでの八〇〇年の軌跡をたどる全五十話。茶の湯を知る上で欠かせない古典二十四冊と関連人物二十二名をキーワードに、歴史の歩みを一望します。
目次
第1章 鎌倉・室町時代
第2章 戦国時代
第3章 織田信長の時代
第4章 豊臣秀吉の時代
第5章 伝承の中の利休
第6章 江戸時代から近代
著者等紹介
竹本千鶴[タケモトチズ]
1970年、神奈川県生まれ。國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻修了。博士(歴史学)学位取得。専門は日本文化史、日本中世史。國學院大學文学部兼任講師。京都芸術大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yoshihiro Yamamoto
2
A+ 先週、京都国立博物館で開催中の「茶の湯」展にちなんで著者が同館で行った講演会を拝聴した。歴史は大好きだが、茶の湯はズブの素人の私。しかし、京博で開かれている「茶の湯」展が面白くて、すでに8回も通っている。ちょうど茶道に関心が出てきたところで著者の講演を聞いたものだから、内容がスッと頭に入ってきた。なんといっても自分にとって、『君台観左右帳記」のような「古人の茶会の記録」から歴史を読み解けるのか!(その手があるのか!)』というのが大きな衝撃だった。講演内容を深掘りしたくて読破❗️期待に違わず刺激的‼️2022/11/17
takao
2
ふむ2022/07/11
西夏
1
図書館から借りた本。 茶道って、点前の他に何を学ぶべきか迷う瞬間があり、とっつきにくい古典への入門になることを期待して読んでみた。 年代ごとに著名な古典とその内容を少し覗き見ることができ、面白かった。 一方で歴史上の人物や著者が登場する文体であることに全く慣れないまま読了してしまった。 読む人を選ぶ記述法と思う。2023/01/09
orangeminttea
0
歴史的人物にインタビューしている所が面白かったです。2021/10/29
Ryuji Saito
0
2021年33冊目2021/09/12