出版社内容情報
〈江戸時代初期の将軍家と公家に好まれた茶の湯を知る茶書七件〉
〈『茶道古典全集』に収録されていない五つの重要茶書を収録〉
江戸幕府二代将軍徳川秀忠と同年の1579年に生まれた小堀遠州、その5年後誕生の金森宗和、秀忠が将軍職に就いた1605年に生まれた片桐石州。遠州と石州は将軍家と、一方の宗和は後水尾天皇を頂点とする寛永文化サロンの人々と深いつながりを持ちながら、ポスト利休時代に独自の茶の湯を展開しました。それらを裏付ける茶書として、遠州関連では『松屋日記 宗甫伝』『光高公小遠州江御尋之日記』『遠州侯茶道書(遠州書捨文)』『当流聞書口伝』4件、宗和関連では『金森茶道故実』1件、石州関係で『石州三百箇条』『一畳半茶道秘書』2件、合計7件の茶書を収録しています。
目次
小堀遠州(松屋日記 宗甫伝;光高公小遠州江御尋之日記;当流聞書口伝;遠州侯茶道書・書捨の文)
金森宗和(金森茶道故実)
片桐石州(石州三百箇条;一畳半之伝)