内容説明
茶壺・三ケ月/茶壺・松島/趙昌筆・菓子の絵/井戸茶碗・豊臣秀吉所持/肩衝茶入・楢柴/茶壺・橋立/黒楽茶碗・鉢開などなど…戦乱などに巻き込まれ、マボロシとなった信長・秀吉らの愛した名物茶道具を、イラストで再現!
目次
第1章 失われた名物たち(本能寺の変―織田家の受難;大坂夏の陣―豊臣家の受難;明暦大火―徳川将軍家の受難;千利休の茶道具;近代の罹災)
第2章 行方不明の名物たち(徳川将軍家の茶道具;紀州徳川家の茶道具;その他の茶人にまつわる茶道具)
第3章 よみがえった名物たち
第4章 生き残った名物たち
著者等紹介
依田徹[ヨダトオル]
1977年、山梨県生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻。博士後期課程修了。美術博士。遠山記念館学芸課長。専門は日本近代美術史、茶道史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たかこ
57
あぁ、本能寺の変、大阪城落城、火災に天災…もったいない。戦国時代は、茶道具のバブル時代。茶入一つが一国相当だったり、死んでも渡さない(一緒に死ぬ)とか、とにかく価値がハンパない。だからこそ天下人とともに運命を遂げた物がこんなにあったとは。修復されてまでも残っている物たちの周囲がわかって、かつて存在した名品の影響を窺い知ることができて良かった。「文化」とは、同じ価値観を複数の人間が共有し、守り伝えようとすることから始まる。文化を学ぶ事は、人と人とのつながり、そして歴史の積み重ねに身を置くこと。2023/06/08
しーふぉ
21
歴史の本でも松永久秀関連で平蜘蛛や付藻茄子は良く出て来る、徳川家康から豊臣秀吉に贈られた初花肩衝も小説では読んだことがあり興味があった。美術品としても興味がありイラスト付きで面白かった。生き残った茶道具は美術館でぜひ見てみたい。2023/10/19
あっきー
19
✴2 千利休の小説に出てくる茶道具がどんなものか写真で見たかった、現存しない名物が当然多いのだがマジかの本を見つけた、現存しない名物の図版は想像だが小説に登場する半分ぐらいは紹介されていたかなー、実体がないのに価値は幻のように残っているこんな世界が成立するのかと感心した2020/07/25
mamaboo
10
マボロシとはいいながら姿かたちはあるのですが、コレクターの逸話もあります。2019/12/01
BECHA☆
7
名前は知られているけれど、火災や戦災で失われたり、行方不明になっている茶道具をイラストで再現し由来や見どころの説明を加えた図鑑。コレクターとして信長・秀吉から益田鈍翁さんまでを紹介するコラムもあり、ほうほうと読む。2019/12/28