内容説明
歴史上の人物を「旅人」としての観点でとらえて再考。稀代の仏教学者が日蓮の旅を追体験し、その人生を語る。
目次
故郷喪失者のはてなき旅
旃陀羅の家より出でて(安房の海辺にて;比叡の山の北の果てに;風さわやかな鎌倉へ ほか)
流人の国佐渡へ(魂魄佐渡の国へ;阿仏房と千日尼;『佐渡御書』 ほか)
身延の山(身延の山へ;身延の山からの消息;最後の旅へ)
付録
著者等紹介
紀野一義[キノカズヨシ]
1922年、山口県萩市生まれ。仏教学者、宗教者。1948年、東京大学文学部印度哲学科卒業。在学中、学徒出陣で広島工兵連隊に入隊。南方出征中に家族を広島の原爆で失う。在家仏教団体の真如会を主宰し、若い人々に仏教を伝道した。宝仙学園短期大学学長、正眼短期大学副学長などを歴任。1967年、第一回「仏教伝道文化賞」受賞。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 洋書
- VENOM N 09