出版社内容情報
京焼の研究を続け、作家との交流も深い京焼の第一人者による決定版。京焼の歴史の解説と、近世から現代までの作家を紹介します。〈京焼の研究を続け、作家との交流も深い、京焼の第一人者による決定版〉
〈京焼の歴史の解説と、近世から現代までの作家を紹介します〉
京焼研究の第一人者が、京焼の歴史を著述。第一章で京都のやきものの歴史を述べ、第二章で江戸時代後期から現代までの代表的な陶工・作家を紹介します。これまでの専門的な京焼関連の書籍とは違い、分かりやすく親しみの持てる文体で陶芸の関係者や愛好家のみならず、幅広い読者へ向けて発信します。
中ノ堂一信[ナカノドウカズノブ]
著・文・その他
内容説明
伝統を受け継ぐとともに、海外や他の地方の技や文化を取り入れ、継承と展開の歴史を重ねてきた京焼。その多様性にせまる。著者、研究生活五十年の集大成。これまでの京焼にまつわる論考を厳選。大幅に加筆のうえ収録。
目次
第1部 足跡と歴史(京のやきもの史;明治の窯業;粟田口焼の開窯―『本朝陶器攷證』の記述を巡って;五条坂地区における登り窯の変遷;陶芸展にみる高島屋美術部八十年 ほか)
対談 京焼の始まりと発展―仁清・乾山・古清水を中心に(十七代永樂善五郎)
第2部 人と作品(家職の作陶と近代陶芸家;京都市陶磁器試験場と近代陶芸家;五条坂・茶わん坂の窯場で育まれた近代陶芸家;日本伝統工芸展と近代陶芸家;富本憲吉、京都市立美術大学と近代陶芸家 ほか)
著者等紹介
中ノ堂一信[ナカノドウカズノブ]
京都造形芸術大学・大学院客員教授。1946年、京都市生まれ。立命館大学文学部卒業。林屋辰三郎に師事し、文化史を専攻。初期の研究は『中世勧進の研究』(法藏館)として刊行。卒業後、京都府立総合資料館学芸員、東京国立近代美術館主任研究官・陶磁係長、国立国際美術館学芸課長、京都造形芸術大学教授を歴任。この間、倉敷芸術科学大学、京都市立芸術大学、京都嵯峨芸術大学、同志社女子大学、京都女子大学講師などを兼務。米国国立フリアー美術館客員研究員、オーストラリア政府招請キュレーターなどを務め、京焼、近代陶芸に関係する展覧会を国内外で担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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