出版社内容情報
古会記に登場する茶花を、植物的な視点ではなく、亭主はどのような花を好み、鑑賞し、用いてきたのかをひもときます。〈花に歴史あり〉
〈古来茶人たちに好まれてきた茶花は、どのような茶花であったのか〉
古会記に登場する茶花33種を取り上げ、植物学的な視点ではなく、文化史的、また茶道史的な側面から紹介します。私たちが普段「茶花」と一言でくくっている植物は、野生の植物もありますが、栽培植物が多くあることをご存じでしょうか。茶席で多く見かけるツバキ、ムクゲ、ウメ、ボタン、キク、アサガオなどは、多くの改良品種が用いられています。古会記の亭主はどのような花を好み、鑑賞し、用いてきたのかをひもとき、茶花についての知識を広げます。
横内 茂[ヨコウチシゲル]
著・文・その他
内容説明
茶会記に登場する植物は、花伝書や江戸時代の図譜にいかに記されてきたのか、33種の茶花の姿をひもときます。
目次
口絵(ツバキ(椿)
ウメ(梅) ほか)
茶花のプロローグ(「茶花」とは何か;「茶花」通史)
茶花の植物(十一月~四月;五月~十月)
著者等紹介
横内茂[ヨコウチシゲル]
1948年、愛媛県生まれ。名城大学農学部農学科卒業。名城大学農学部一般教養植物学研究室、資源植物学研究室をへて植物保全学研究室元講師。日本植物学会、日本植物分類学会、植物地理・分類学会、生き物文化誌学会、茶の湯文化学会などに所属。ツバキ科の比較形態・分類学、希少種の保全植物学、飲茶文化における民族植物学を主研究とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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るうるう