出版社内容情報
大正15年3月にうまれ、平成28年に逝去した日本画家・前日本美術院理事長の90年のあゆみ。カラー口絵に主要な作品を掲載。〈昭和と平成の日本画界を生き抜いた90年〉
〈ひたすらに、ひとすじに精進を重ねる日本画家の自伝〉
大正15年3月にうまれ、平成28年に逝去した日本画家・前日本美術院理事長の90年のあゆみをインタビューから構成。多感な青年時代を太平洋戦争下の東京で過ごし、美術学校へは行かず堅山南風に弟子入り、戦後の日本画滅亡論に果敢に挑戦し、インドやヨーロッパをテーマに作品を描き、やがて「日本画とは日本人の心で描いた絵」という境涯にたどりつくまでをつづっています。主要作品をカラー口絵に掲載。山田洋次監督、建築家・今里隆氏の追悼文も収載。
松尾敏男[マツオトシオ]
著・文・その他
内容説明
最初で最後の自伝。
目次
第1章 長崎から東京へ
第2章 堅山南風先生に入門
第3章 戦時下の青年時代
第4章 絵描きと家族
第5章 伝統に挑戦
第6章 新しい展開
第7章 私の日本画
著者等紹介
松尾敏男[マツオトシオ]
日本画家。1926(大正15)年、長崎市に生まれる。29年に上京、東京府立第六中学校(現・東京都立新宿高等学校)卒業後、堅山南風に師事。再興第31回院展から第100回院展まで出品を続ける。71年より日本美術院同人として活動し、2009年に同理事長を拝命。79年に日本芸術院賞受賞、1994年日本芸術院会員。98年勲三等瑞宝章受章、2000年文化功労者に列せられる。2012年に文化勲章を受章、13年には長崎県名誉県民となる。2016(平成28)年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- しっかり学べる基礎物理学