出版社内容情報
吉野の桜から般若寺の水仙まで。地元の人だけが知る情報満載です。
〈古社寺の花に野辺の花、奈良ほど花が似合う町があるだろうか〉
〈花を追いかけ奈良散歩、大人のための奈良ガイド〉
明日香の里に春がくると桃の花が咲き乱れ、さながら桃源郷のよう。春日大社の朱塗りの社殿に藤の花が映ると、長谷寺の広大な境内は紫陽花で埋め尽くされ、鷺池の百日紅が花を落とすと秋篠寺の萩が咲き、芒の向こうに夕暮れに照らされた平城宮跡がたたずみます。唐招提寺の椿が咲き、般若寺の水仙の香りが漂うと、春はもうすぐ。花で彩られる奈良の四季は、華やかでありながらどこかしっとりとした落ち着きが感じられます。古社寺の花々はもちろん素晴らしいのですが、奈良の花の真価はひなびた里や路傍にひっそりと咲く花にあるのかも知れません。有名な花名所から地元の人だけが知る花の散歩道まで、美しい写真とともにくまなくご紹介します。
【著者紹介】
歌人
内容説明
そのあまりに重厚な歴史につい圧倒されてしまう奈良の古社寺。折々に咲く花々がその寂びた古色にいろどりとはなやぎを加えています。奈良の都の絶え間ない花暦をたどる、大人のための花めぐり。
目次
春(片岡梅林の梅;春日大社の馬酔木と梅 ほか)
夏(法華寺の杜若;磐之媛命陵の杜若 ほか)
秋(秋篠寺の萩;薬師寺の萩 ほか)
冬(唐招提寺の椿;巨勢寺塔跡の椿 ほか)
著者等紹介
道浦母都子[ミチウラモトコ]
1947年、和歌山県生まれ。歌人。1972年、早稲田大学文学部卒業。大学在学中、短歌結社「未来」に入会し、近藤芳美に師事。1980年、全共闘運動にかかわった学生時代を詠った歌集『無援の抒情』(新装版・2015年・ながらみ書房)で第二十五回現代歌人協会賞受賞
桑原英文[クワバラエイブン]
1953年、山梨県生まれ。写真家。74年より写真家の入江泰吉に師事。83年に独立し、ライフワークとして奈良を中心とした風景、仏像、民俗、建築、歴史的景観などの撮影を続ける。日本写真家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
nocturne2015
遠い日
phmchb
wakawakame
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- 和書
- 結婚ほんとによかったね