出版社内容情報
著者が参会した思い出の茶事・茶会について、一会の趣向や道具組はもとより席中の会話などを紹介する、客の視点で綴る文学的茶会記。
〈見聞! 平成の茶の湯〉
〈現代数寄者の茶事・茶会を見聞〉
著者が参会した思い出の茶事・茶会について、一会の趣向や道具組はもとより、席中の会話などを紹介する、客の視点で綴る文学的茶会記。高橋箒庵の『東都茶会記』『大正茶道記』『昭和茶道記』に続く、平成の茶事・茶会はどのようなものなのかを知らしめる内容となっています。平成24年『淡交』で連載した「平成茶道記」12回に、平成16年『なごみ』連載「現代の数寄者12人 私のなかの茶の湯」の中から厳選した4回分を併載。
【著者紹介】
今日庵文庫長
内容説明
茶会記という文字の羅列だけではない、読んで楽しめる平成時代の茶会記録。『東都茶会記』『大正茶道記』『昭和茶道記』に続け!―平成における茶の湯を見聞。
目次
茶会記と茶会記録
玉兎庵の風韻 主堀部公允氏
泥亀庵の追善茶事 主大森勤市氏
心猿庵、桜花茶事 主北見宗峰氏
大原柳桜茶事 主柳孝氏
大橋茶寮、初風炉の風景 主大橋宗乃氏
光琳乾山忌茶会 主湯木美術館
桃月庵、さみだれの茶会 主菱本芳明氏
ガラスとワインの茶会 主東京六志会
都心高層ビルの茶会 主大林剛郎氏
常楽庵、初秋の茶事 主アトキンソン宗真氏
福きたる茶事 主河田宗隆氏
秋を迎える正午の茶事 主大松節子氏
福山鞆の浦茶事 主岩崎穆翁氏
虚室での名残の茶会 主有馬頼底氏
松寿庵、開炉の茶事 主芝田清邦氏
玄趣庵、歳暮の茶事 主池内宗雪氏
著者等紹介
筒井紘一[ツツイヒロイチ]
昭和15年(1940)、福岡県生まれ。早稲田大学文学部東洋哲学科卒。同大学院文学研究科修士課程修了。文学博士。現在、今日庵文庫長、茶道資料館副館長。京都造形芸術大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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- 和書
- 日本を読みとく構想力