出版社内容情報
本阿弥光悦にはじまる琳派の系譜。400年の時を超えてなお、京都に息づいている。
〈いまなお京都に息づく琳派の心を訪ねる〉
〈受け継がれて400年。琳派は京都のDNAに組み込まれています〉
本年平成27年(2015)は本阿弥光悦が徳川家康より鷹ヶ峰の地を拝領してから四百年にあたり、京都では官民手を取り合っての琳派四百年記念事業が様々に行われます。光悦、俵屋宗達が生み出し、尾形光琳・乾山などを中心に京都で発展した琳派は後に江戸にも広まり、日本文化の一大潮流となりました。本書では、京都に残る琳派所縁の地を案内すると共に、美術・工芸・建築・意匠・菓子などの京都の伝統産業に残る琳派の薫りを紹介します。
内容説明
本阿弥光悦が鷹峯を拝領して400年、そこから始まる「美の源流」は日本人の心の中に息づく。時代もジャンルも超えて暮らしの中ある、今琳派を探しに!かわいい琳派、かっこいい琳派が街中に。
目次
琳派ってなに?
京都 琳派をめぐる旅
かわいい琳派
京都の美術館へ琳派を観に行こう!
琳派を買いに街へ
琳派デザインお買い物図鑑―琳派ってどんなもの?日本人の美意識が凝縮
お寺や神社で掘り出しものを見つけよう!骨董市へ買い物に
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
61
図書館の本。これはいいなぁ~(^◇^)琳派をめぐる、をテーマに京都観光がまとめられて、今年琳派400年にピッタリ!!プチガイドブックにもなる便利な本ですね~(*´∇`*)私も、今日の京都博物館の琳派展に持っていっちゃいました~(^-^)v2015/10/30
すみの
27
京都で「琳派」に出会える場所や物は…。鷹峯、洛中、洛東、西陣と4エリアの「琳派」をめぐるコース。「琳派」第1世代にあたる本阿弥光悦ゆかりの光悦寺、その向かいにある「悟りの窓」「迷いの窓」で有名源光庵、常照寺吉野門と進んでいく鷹峯コースは散策にも良さそう。「琳派」鑑賞できる京都の美術館も紹介。また、買い求めることができる「琳派」を用いた品も紹介。2015/09/16
壱萬参仟縁
22
オールカラーが嬉しい。何か30日の試験に出そうな気がしてきた。山本太郎先生によると、琳派は専門家の中でも割れるが、ムーブメントと考えてその流れを時代順に追った1冊という(3頁)。第1世代は本阿弥光悦と、謎の絵師俵屋宗達(4頁)。第2世代は尾形光琳と乾山(6頁)。第3世代は酒井抱一と鈴木其一で、前者は光琳美術の再発見者(8頁)。建仁寺風神雷神図屏風(36、74頁~)。中央の空間が意味ありげ。伝統が現代に活かされた作品の数々も店舗紹介と合わせて堪能できる楽しい1冊。 2015/08/27
yukiko-i
20
今年は、琳派400年の記念の年ということで、京都のあちこちで琳派関連のイベントが開催されているが、ゆかりの地や美術館についてもガイドが掲載されていて足を運びたくなる。琳派の説明もわかりやすい!2015/10/08
しーふぉ
17
俵屋宗達や尾形光琳を代表とする琳派。この本では京都を旅するガイドとして利用することを目的としていて、エリアごとに地図や立ち寄り場所などが記載されています。細見美術館はオススメです。小さな美術館なんだけど、建物自体がオシャレで楽しめます。琳派デザインのお買い物も面白い。sou souの京都店行ってみたいな。2016/12/25
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