出版社内容情報
21年に1度の遷宮にあたって、1500年のあいだ都人に崇敬されてきた賀茂御祖神社の全容がここに。
〈21年ごとの式年遷宮を迎える下鴨神社の長い歴史が今あきらかに〉
〈平安の都をずっと見守ってきた下鴨神社の歴史と祭事〉
平成27年4月27日、賀茂御祖神社(通称 下鴨神社)は式年遷宮を迎えます。神社の御祭神・鎮座の由来、歴史、境内糺の森や社殿群の紹介、祭、式年遷宮についてなど、下鴨神社をあらゆる角度からとらえて紹介します。
内容説明
糺の森に抱かれた下鴨神社。いにしえより京の街、京の人びとを守り続けてきた神々の宮遷し厳かにその歴史と祭事がひもとかれる。
目次
第1章 御祭神と鎮座の由来
第2章 下鴨神社の軌跡
第3章 国指定史跡・境内糺の森と社殿群
第4章 賀茂祭と御蔭祭―みあれのまつり
第5章 四季の神事
第6章 鴨神道論
第7章 賀茂御祖神社の式年遷宮
第8章 糺の森の神々―摂末社
付録 「賀茂御祖神社編年略譜」「賀茂御祖神社境内図」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
47
氏神様のことがもっと詳しく知りたかったので読んだ。世界遺産に神道としてはじめて登録された神社なんですって!ずっと身近にある氏神様を、誇りに思います。遷宮が行われたことだし、昇殿参拝してこようかな。難しい話も多かったので、斜め読みの感もありますが、満足しました。2015/12/30
うえ
1
「賀茂祭は文化面でも影響与えている。王朝文学の代表格である『源氏物語』「葵」巻には車争いが書かれている。平安時代後期の賀茂祭見物は、公家衆にとって社会的地位を確保する場であり、特に一条大路での見物は権威を誇示する政治的な駆け引きの舞台となり過熱化している様子が描かれ…流行の色彩を用いた装束やこだわった裏生地を付けるなどしたため、行粧全体が華やかなものとなり、「風流」の概念を生み出すきっかけとなった…『枕草子』第五段「四月、祭りのころいとおかし」には、新緑の中で人々が賀茂祭を楽しみに迎える姿が描かれている」2025/03/07
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