千玄室 あゆみ草

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  • サイズ B6判/ページ数 303p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784473039910
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C0095

出版社内容情報

鵬雲斎大宗匠が八十代半ばから卒寿までの間に記した原稿を収録。波乱万丈の90年の歩みを時代への警句とともに綴る自伝風随想集。

〈卒寿を迎えた裏千家大宗匠の自伝風随想集〉
〈家族、友人、師匠、最愛の伴侶…多くの出会いと別れを経て、「今」を想う〉

裏千家十五代・鵬雲斎玄室大宗匠が平成21年から26年にかけて書きためてきた原稿を、少年時代から近年に至る貴重な写真とともに収録した自伝風随想集。六歳六月六日の稽古始めから筆を起こし、祖母のもとでの茶の湯との出会い、家元後嗣としての自覚、東京遊学の夢もついえての学生生活、海軍での日々と復員、厳しい僧堂生活、初渡米と結婚、世界をまたにかける茶道行脚と文化交流、その間の懐かしい人たちとの出会い、そして最愛の伴侶との別離…と、九十年に及ぶ人間味あふれる波乱万丈の歩みが、時に時代への警鐘を鳴らしながら綴られます。数々のエピソードに、八十代半ばから九十代にいたる老いの境涯ならではの新しい視点を加えた、赤裸々な回想記となっています。

【著者紹介】
裏千家前家元

内容説明

家族、友人、師匠、恩人、最愛の伴侶…多くの人たちとの思い出を胸に、平和のためになお歩みつづける。卒寿を迎えた裏千家大宗匠の自伝風随想集。

目次

1 直心は是れ道場―平成二十五年 卒寿をむかえて(六歳の六月六日;祖母のもとで茶の稽古 ほか)
2 海軍での日々―平成二十六年 戦時を回想して(厳冬の舞鶴へ;過酷な訓練の日々 ほか)
3 和を築く―平成二十一年 祖国に想いを寄せて(見識と胆識;不動の信念 ほか)
4 想い出の中で―平成二十一年 我が来し方を顧みつつ(「布施」ということ;国際ロータリー ほか)

著者等紹介

千玄室[センゲンシツ]
大正12年(1923)、茶道裏千家十四代家元・淡々斎宗室の長男として京都に生れる。学徒出陣にて(昭和18年)海軍航空隊入隊―従七位海軍中尉復員。同志社大学法学部卒業後、ハワイ大学にて修学。韓国・中央大学校文学部日本文化センター大学院博士課程修了、学位修得。文学博士。昭和24年(1949)、大徳寺管長後藤瑞巌老師のもとで修行得度、鵬雲斎玄秀宗興居士の斎号ならびに安名道号を受ける。昭和39年、裏千家十五代家元を継承。平成15年(2003)、裏千家家元を十六代に譲り、汎叟玄室前家元大宗匠となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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uusak

3
伝統を守り次の世代に引き継ぐ使命を持って生まれた人が、その人生を語る。高い教養と見識を感じます。2015/10/23

西夏

1
15代お家元の本。戦中のお生まれだからか、そもそも生まれが違いすぎるからか中々共感は出来なかった。でも行動の根本部分の精神を知ることができた気がする、2022/02/21

yavℹ︎

1
鵬雲斎大宗匠、お元気で。 激動の昭和を生き抜いてこられた。 2021/10/25

Tsuchi(TSUCHITANI.K)

0
禅語がいっぱい。2015/11/21

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