四国遍路道 弘法大師伝説を巡る

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  • サイズ A5判/ページ数 191p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784473039460
  • NDC分類 188.52
  • Cコード C0026

出版社内容情報

衛門三郎伝説や鯖大師伝説など、「勧善懲悪」を基本とした様々な説話を読み解きながら、霊跡の写真と併せて四国遍路道を紹介します。

平成26年は、四国八十八ヶ所霊場開創1200年という記念すべき年に当っていますが、それは弘法大師空海が42歳の厄年に開創したという伝説に基づくものです。真言宗の開祖・弘法大師空海は、遍路にとっては「オダイッサン」と呼ばれる身近な存在。遍路道を歩いていると様々な弘法大師の霊跡と伝説に遭遇します。衛門三郎伝説や、鯖大師伝説など、「勧善懲悪」を基本とした様々な説話を読み解きながら、霊跡の写真と併せて四国遍路道を紹介します。

【著者紹介】
巡礼研究家・密教図像学会職員

内容説明

衛門三郎伝説、鯖大師、御杖の水、一夜建立、三度栗、くわず梨…「俗なる聖地」四国遍路の魅力。一歩踏み込んだ四国遍路の案内書。

目次

序章 弘法大師伝説を読み解く
第1章 四国遍路元祖、衛門三郎伝説
第2章 弘法大師の超越した能力
第3章 弘法大師の恩恵と懲罰
第4章 遍路の発展と展開

著者等紹介

白木利幸[シラキトシユキ]
1963年、大阪府生まれ。1985年、種智院大学卒業。密教図像学会職員。巡礼研究家。NHK京阪文化センターおよび神戸新聞文化センター講師

溝縁ひろし[ミゾブチヒロシ]
1949年、香川県生まれ。1971年、千葉工業大学卒業。1980年、写真事務所「Photo‐Houseぶち」を設立。京都の花街をはじめ、四国八十八ヶ所霊場や四国の風景などを撮影。日本写真家協会会員、NHK文化センター京都教室写真講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mami

5
四国遍路を「俗なる聖地」と記した著者。「俗」とはまた言い得て妙だ。俗の解釈は何通りもある。果たしてどう受け止めればいいかと思いながら読む。内容はタイトル通りお大師様にまつわる数々の言い伝え。丁寧な検証と共に「んなわけあるかいっ」という著書の声が聞こえてきそう。決して小ばかにした内容ではないんだけれど、着眼点がユニークなのだ。そして最後は「四国そのものが大師」正にその通り。私自身、お接待を受けた時の感謝と感動は今も心に刻まれている。従来の見方とは一味違う面白い一冊。2015/10/29

yo-su-

0
大変楽しく読めた。自分も現在区切り打ちでお遍路している最中だが、既に回ったお寺の見どころやこれから回るお寺の見どころを知ることができた。不思議と早くまたお遍路に行きたいと思うし、一度のみならず何度でも回りたいと思ってしまう。私にとって、四国に生まれて本当に良かったと思わせてくれる存在、それが弘法大師様です。2023/12/17

鈴木貴博

0
四国遍路道は弘法大師が開創したとされ、大師にまつわる伝説で満載である。それに対し空海は四国遍路をしていないとか、伝説は荒唐無稽だというのではなく、過去の遺物でない現在も新たな伝説が生まれ霊験が語られる四国遍路、遍路もその願いも大師伝説も俗なものとして受けとめ、「俗なる聖地」として弘法大師伝説とそのゆかりの地を語る。自分としてもこの見方は好きだししっくりくる。愛媛に住んでいた頃に八十八ヶ所と別格二十霊場とその他いくつかの番外霊場を巡礼したが、まだまだ行ったことのない番外霊場や大師伝説地は多い。また行かねば。2019/01/06

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