出版社内容情報
日本文化を構成する様々な要素を取り込んでいる「総合文化体系」としての茶の湯から日本文化をみる、新たな視点の日本文化史。
〈「総合文化」としての茶の湯から見た日本文化史〉
〈茶の湯は日本文化から何を取り込み、そして、どのような影響を与えたのか〉
茶の湯は、日本文化の様々な要素を取り込みながら、そこに新しいものを付け加えて成立、発展してきた文化です。そしてさらに、茶の湯以外の場へも大きな影響を与え、「総合文化体系」とまで評されるようになった文化でもあります。本書は、日本文化の氷山の一角である茶の湯が日本文化の様々な分野とどのように関わりをもってきたのかを考える、「茶の湯の側に立ってみる日本文化史」を考察する一冊です。
【著者紹介】
帝塚山大学講師
内容説明
日本文化のあらゆる要素が詰まった「総合文化」茶の湯。いま一度、この茶の湯の側から日本文化を見つめなおす、新しい視点の日本文化史―。茶の湯は何を取り込み、何を生み出したのか。
目次
第1章 茶の湯の飲食(茶会料理;日本酒;菓子と餅;点心;主菓子;薄茶の干菓子;濃茶;薄茶)
第2章 茶の湯の道具(唐物と和物;道具組;名物と銘;道具の伝来;掛物;茶碗;漆工芸;竹工芸)
第3章 茶の湯の空間(「市中の山居」;庭と露地;飛石・石燈籠・蹲踞;茶室;風炉と炉;円座と畳;花;香)
第4章 茶の湯の思想(『茶経』;『喫茶養生記』;『古市播磨法師宛一紙』;禅と茶;『山上宗二記』;日常性と「一期一会」;『茶の本』;茶の湯の思想史)
著者等紹介
神津朝夫[コウズアサオ]
1953年、東京生まれ。早稲田大学卒業、帝塚山大学大学院博士後期課程修了。博士(学術)。日本文化史・茶道史を専攻。帝塚山大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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