出版社内容情報
『へうげもの』に関わりの深い30点以上の「名品」を、鑑定士・中島誠之助が直に見、触れ、感じた!
古田織部を主人公にした人気漫画『へうげもの』。NHKでアニメ化された際、作中に登場し現存する名高い茶道具を、TVでお馴染みの古美術鑑定士・中島誠之助氏が訪ね歩く企画が実現しました。30点以上にわたるその実見の旅の模様を、今回中島氏自ら書き下ろしています。名品の見所や伝来の歴史といった知識はもちろん、「ほとんどの作品を直に手にとった」役得の著者にしか言い表せない臨場感を疑似体験することのできる一冊です。
【著者紹介】
古美術鑑定家
内容説明
『へうげもの名品名席』とは、古田織部を主人公とした人気漫画『へうげもの』がNHKでアニメ化された際の、番組内の一コーナー。鑑定士としておなじみの中島誠之助氏が、織部・利休・秀吉らが愛した茶道具を見に、全国各地を行脚。その番組体験を元に、新たに書き下ろしたのが本書です。天下の逸品を「実際に見、手に取った」、醒めやらぬ興奮をそのまま伝えます。
目次
天下人が手にした、天下一の茶入―唐物肩衝茶入「初花」
織部の美意識が生んだ桃山の怪物―古伊賀水指「破袋」
織部が提唱した新たな茶の湯の意匠―黒織部沓形茶碗「わらや」
大坂の戦火からよみがえった大名物―唐物茄子茶入「付藻茄子」
褻からハレの舞台に踊り出た大名物―唐物茶壷「松花」
「枯れかじけて寒かれ」の名碗―唐草文染付茶碗「荒木」
優雅な品位と群を抜く格調の高さ―井戸茶碗「細川」
クルスになぞらえた織部の意匠―割高台茶碗
人の心に描く宇宙の黒―黒樂茶碗「面影」
新たな命が吹き込まれた鉄の造形―瀟湘八景図尾垂釜〔ほか〕
著者等紹介
中島誠之助[ナカジマセイノスケ]
1938年東京生まれ。古伊万里磁器を世に広める。「骨董屋からくさ」40年の経験を生かして古美術評論を展開。TV「開運!なんでも鑑定団」に出演。鋭い鑑定眼と歯切れのよい江戸っ子トークで人気者に。「いい仕事してますね」の名文句でゆうもあ大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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