出版社内容情報
千家十職の竹細工柄杓師黒田正玄の仕事である柄杓・竹花入・茶杓の制作と、竹を素材に用いた各種茶道具を、歴代の作品で紹介します。
千家十職の竹細工柄杓師である黒田正玄は、当代で13代を数えます。本書では、黒田正玄家の仕事の中心となる柄杓作り、竹花入の制作、茶杓の下削りについて、詳細に伝えるとともに、ふつうは竹を素材に用いることが少ない各種茶道具、加えて黒田正玄歴代を紹介します。「なごみ」2010年連載に、新規撮影の作品を20点あまり加えた単行本です。
【著者紹介】
千家十職 竹細工師
内容説明
千家十職・竹細工柄杓師の黒田正玄家歴代が手がけた千家の柄杓、茶杓、花入と、竹製の茶道具あわせて60点。
目次
黒田正玄家の歴史(初代から先代まで;十三代黒田正玄)
黒田正玄の仕事(竹の選択と吟味;柄杓の制作 ほか)
黒田正玄の竹の茶道具(薄茶器;香合 ほか)
十四代正玄へ
竹の道具について知っておいていただきたいこと(竹の茶道具の扱い方;竹の茶道具の部分名称―柄杓・茶杓・竹花入)
著者等紹介
黒田正玄[クロダショウゲン]
千家十職竹細工・柄杓師黒田正玄家の十三代。昭和11年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、京都に戻って家業に就き、先代のもとで修業。昭和41年に十三代を襲名。以降、表千家十四代而妙斎宗左、裏千家十五代鵬雲斎汎叟宗室、十六代坐忘斎宗室、武者小路千家十四代不徹斎宗守の好み物を中心に、竹の茶道具制作にいそしんでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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