裸形と着装の人形史

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  • サイズ B5判/ページ数 175p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784473037978
  • NDC分類 759.02
  • Cコード C0071

出版社内容情報

「裸形」と「着装」という新しい視点から日本の人形文化を捉え、考察。

古代から現代まで日本は多種多様な人形を生み出しています。本書は特に狂い、白肉(しらじし)人形(御所人形)など木製で「裸形」の人形に着目し、古代の遺跡より出土する人形(ひとがた)や中世の「裸形」の仏像の作例、あるいはオシラサマなど日本各地にみられる民俗行事の事例などを通し、美術品としての人形の周辺から「裸形」と「着装」(着せ替え)、または「祈り」と「遊び」との関係を解き明かします。そして、古代から現代に至る日本の人形文化を考察します。

【著者紹介】
人形作家・染織家

内容説明

「祈り」と「遊び」の領域へ。世界に類を見ない多様な日本の人形の歴史を、体躯と「衣」の関与、信仰の世界と遊びの世界との関わりを通じて京人形司・面庄当代夫人が一研究者として探究。

目次

第1部 祈りの中の人形(体躯なき衣;体躯の出現;写実的体躯の誕生)
第2部 遊びの中の人形(祈りから遊びへ;着せ替えと体躯;着せ替えのない体躯;遊びの中の吉祥)

著者等紹介

岡本万貴子[オカモトマキコ]
1955年生まれ。1975年、嵯峨美術短期大学生活デザイン染職学科卒業(現在京都嵯峨芸術大学)。2004年、京都造形芸術大学芸術学科卒業。2009年、京都造形芸術大学大学院博士課程芸術専攻単位取得。2012年、博士(学術)学位取得。京都造形芸術大学・大阪産業大学非常勤講師。日本人形玩具学会・「ひとがた・人形そして人間研究会」会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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