市電の走る風景―京都写真館

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  • サイズ B5判/ページ数 127p/高さ 19X22cm
  • 商品コード 9784473037954
  • NDC分類 686.9
  • Cコード C0072

出版社内容情報

「京都写真館」シリーズ第三弾。なつかしの市電の走る風景。

日本で初めて走った路面電車から、京都の町並みを走り続けた市電。全盛期の昭和38年には一日60万6千人の乗客を数え、市民の足として親しまれましたがモータリゼーションの波に押し流されて昭和53年9月末をもって姿を消しました。週末のたびに市電の写真を撮り続けた著者が平成11年に製作した『回想のアルバム――京都市電』を再編集し、昭和33年から昭和53年までの京都市電の走る風景を紹介する写真集です。

【著者紹介】
市電愛好家

内容説明

さよなら京都市電から三十数年の時を経て。

目次

写真
追想
記念乗車券・路線図・系統表・あゆみ

著者等紹介

品川文男[シナガワフミオ]
大正11年(1922)、京都市下京区生まれ。立命館大学卒業。戦中・学徒出陣で海軍(海上護衛作戦)に従軍。新聞社、広告会社、業界紙を経て定年退職後は平成7年12月まで「広文社」を自営。その間、写真集などを自費出版。『歳月の詩』が第一回全京都自費出版コンクール入賞。平成21年に87歳で死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

50
4年ぶりの再読。改めて見ても、京都はやはり路面電車が似合います。ありがたいことに、扉写真の1918号は、今も広島で1903号に改番されて走っています。他にも広電の1900型中4両の若き日の姿が。圧巻は堀川(北野)線のN電21号。京都駅前での約60年前の現役時代の姿が2枚も。この車両は今も京都で静態保存中。明治末の製造で、すでに1世紀。しかし今も海外を含めて複数の施設で走らせているのですから、N電は運のいい電車です。2019/07/04

へくとぱすかる

24
古都とは呼ばれているが、京都は新しいもの好きでもある。全国に先がけて電車を走らせたことでも、その一端がうかがえるだろう。市電が消えてから40年近い年月が過ぎているが、この写真集には、明治のなごりである、北野線の電車も含めて、その縦横無尽な活躍ぶりがみごとに記録されている。今見れば、700型の4枚扉のドアなんて他の電車にはないし、珍車だとしか言いようがない。著者没後に出た写真集であるが、今は見ることのできない、「少し過去」の街並みへの視線が共感をよぶ。これは市電を愛していたひとりの京都人の記録でもあるのだ。2015/07/08

遠い日

15
ああ、懐かしいなぁ。わたしが田舎から京都に出てきたころの市電の写真がたくさん。のんびりガタゴト揺られて、四条や三条まで出かけたものでした。路上の停留所が珍しく、雨の日はパンタグラフがパチパチと青く光ったものです。そして、まもなく廃止になったのも強く記憶に残っています。背景に写されたバルビルや丸善の佇まい、青春の日々が蘇ります。2016/07/20

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